ホームヘルパー2級講座の介護実習で、居宅介護編に行って来ました。
一般的に現在の介護業務は、老後も在宅と呼ばれる自分の家で生活をされている方の介護と施設介護と呼ばれるいわゆる特別養護老人ホームでの業務に大別する事ができます。
それの在宅編ですね。
詳細はプライバシーにかかわるのでばっさり省略なのですが、感じたことをいくつかあげてみます。
1.結構幸せそう
今回お邪魔できたお宅は実習と言うことで選別された現場だったのかもしれませんが、いずれも非常に静かで清潔なお宅で好きなことをのんびりされているような印象でした。。
正直、老後過ごすとしたらかなり理想的な環境だったと思います。
2.居宅の実情
正直この人に介護サービスが必要なのかと考えると、結構微妙な方も実際いるようです。
ちゃんとした家があって、ご本人もそこそこ元気で、訪れたホームヘルパーにお茶でも飲んだら~?みたいに接してくれてしまう方もいました。
ホームヘルパーの業務はケアマネージャーの作成したケアプランに沿って行われる(ハズ)なのですが、実際行って見るとプランの内容は特に必要なく清潔なお宅をさらにお掃除して終わりなんてシーンもありました。
まあ、ホームヘルパーが通うことでこの状況が維持されていると言うのも確かにあるのかもしれませんが。
3.意思の疎通が非常に難しい
利用者さんによっては、やはりご自身の口では同じ言葉を繰り返すことしかできない方もやりいらっしゃいました。
具体的に説明するのは少し難しいのですが、とりあえず、サザエさんのイクラちゃんを想像してみるのが説明の一助にはなると思います。(例えとしては失礼に当たってしまうかもしれませんが)
イクラちゃんは、「はーいー」しか話せません。
ですが、そのこめたい意思によって語調や強弱が変わります。
発語能力が不自由になってしまうと、ちょうど同じような感じになります。
しかし介護の利用者さんの場合、言葉を聞き取る能力はそこらの大人より全然高いと言う所が全く違います。
つまり、相手の行動や言ってる意味は解り、それに対してどう答えて良いのかまで解っていながら、言葉としては発語できないと言う利用者さん側にしてみても非常にストレスのたまる状況にあるようです。
この状態の方と意思の疎通を取るのは当然並大抵の事ではなく、その辺りは非常に難しいなぁと感じました。
4.とりあえずはスキルよりコミュニケーション能力?
特に感じたのは実際に叩き込まれた介護の基礎知識より、とにかくお邪魔するお宅の方とにこやかにはきはきと会話ができ、先方からも気に入って頂く事が大切なように感じました。もちろん利用者さんは相当な人生の年長者ですから、態度や言動が肯定的だからと言ってそれがそのまま本当に受け入れられていると言うことかは全くの別でしょうが。
いずれにせよ、非常に非日常な世界で興味深かったことは確かでしょうか。
施設編が楽しみです。
kuroneko
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