ようやく終わりました。直後にVitaを買ったので、多分うちでは、PSP最後のソフトになるんじゃないかと思います。
以下感想、バレありです。
・全体
一番の感想的には、RPGで一番大切だと思っているメインストーリーが凄い面白かったのが良かったと思います。一般的な異世界ファンタジーものにありがちの、いわゆる魔王とか出ててくる勧善懲悪ものからはかなり外れているのですが、それで居てボリューム感を出しつつ満足できる内容なのは、かなり凄いと思います。
今回のお話は、零の軌跡からの続きだったのですが、まさか、前作冒頭の内容が伏線で、一番最後の最後で驚かされるとは思いませんでした。メイン筋辺りも展開は、2転3転して、最後までオチが気になる内容でしたし。
また、空の軌跡から引っ張っている世界観が非常に大切にされており、しっかり整合性がとれている辺りは、当たり前ですが素晴らしいと思います。続編も絶対買うので、個人的にはこれからも頑張って欲しいです。
・終盤とか
前作の感想では、飛空艇(等)が出てこなくてラストの爽快感が足りなかった、ラスダンから戻れずキャラ育成が出来なかったとか書いたと思ったのですが、こちらもしっかり対応されており今回は非常に好感触です。
・個別エピソードとか
こちらも全体的にいわゆる異世界ファンタジーネタからはかなり外した物が多いのですが、その内容やキャラの抱える葛藤も意外と年齢層高めに設定されているせいか、感情移入出来るものは多かったです。
自分の置かれていた環境から逃げ出しても、最後は前向きなこれからの理由を見つけられたランディ。ひどい目にあって他人と深く付き合うのが苦手になったけど、最後は仲間を見つけることが出来たティオ。かなり現実的な意味でどんなことがあっても諦めずに、前向きで具体的な方法を選択して進むロイド等は、ワリと等身大に面白かったです。
前作の感想でも書いたのですが、この辺りは、異世界ファンタジーものであれば、でんせつのぶきを探すのに苦労する。とか、なんかすごいまほうとか、ひっさつわざを覚えるのに修行する、せかいを救う為に仲間を犠牲にする。なんて展開の方が持って行きやすいと思うのです。
しかし、あくまで世界観はバックストーリーとして、等身大に実感できるレベルにまで掘り下げる、どっちかって言うと、メインキャラごとに恋愛シミュレーションのようなエピソードになっているせいか、非常に楽しい感じになります。まあ、実際は、もうかなりの長寿シリーズなので、過去作とかぶると言う都合もあるでしょうが。それで居て、その展開の積み重ねがメインストーリーになっている印象になるので、受け手としては、相乗効果で感情移入出来るのかもしれません。
・曲とか
相変わらずノリの良い曲は多いです。ただこのシリーズ、なぜかメインテーマっぽい一番ノリの良い曲は、最強のライバルっぽい奴が毎回持って行くんですが。さりげに零やYs7よりは、名曲が多いと思います。
・キャラとか
個人的にはティオ大好きです。でも多分彼女のせいでティータは、出られなかったのかなぁとか思ったり。まあ、ツァオは、もうちょっと大暴れさせてあげても良かったんじゃないでしょうか。この人は、もっとかなり悪いことしてる人のはずなんですが、赤い星座周りの人が、もっと容赦無い人ばっかりなので、なんか良い人みたいな悪い人に。なんだかんだで、ロイドには強く出てこない辺りも面白くて好きです。
kuroneko
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