短答試験の勉強方法について(その1)

Notebook Pen Table Book Note  - Engin_Akyurt / Pixabay 弁理士
Engin_Akyurt / Pixabay

 なんか他のサイトを見ていてもお約束みたいな記事なので、とりあえず弁理士試験自体の事とかから書いていきます。試験自体は短答、論文、口述があるので、まずは短答試験の対策とかからですかね。

 短答試験は、わりに年によって難易度に波がある気がします。例の数年前の大量に受かった年とか、科目別の足切り点が実装されて実力があっても、分野が偏ってると落ちるようになった年とかですね。
近年は特に過去問では対応できないような、出題者側からは実力を問うと言いつつ、受験者側からは何を聞いてるのか良く分からないような問題も多い感じがします。それでいて合格基準点は下がらないので、それは普通に合格率が下がると思います。まあ、考えさせられるようになった分、論文試験に近くなったと言う話も聞きますが。

 初学者さん込みの対策としては、やはりまず過去問を100%にすることでしょうか。但し、これは、過去問をすることで本試の問題を解けるようにすることができるようにするためではありません。
短答試験の場合、過去問に乗っている問題は、ほとんどの他の受験生が正解してきます。問題と言うのは厳密には本試験の1問ではなく、枝ごとの1問と言う意味です。本試験の1問の例えば6枝全てが過去問と同じ、という事はまずありえませんが、構成する1枝づつであれば、過去問で問われていた内容と同じものが含まれている場合があります。

 つまり、1問中の例えば8枝において、過去問の枝が4枝含まれている場合、過去問の正解率が100%の人は、その4枝については問題ないので、残り4枝を実力で解くことになります。これが過去問の50%の人は6枝について実力で解く必要が出てしまうわけです。ある程度勉強していれば大体ボーダ前後の点数には行く試験で、この差はかなり厳しいです。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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