英雄伝説 閃の軌跡IIIファーストインプレ

Video Games Nintendo Retro Classic  - StevenE / Pixabay ゲーム
StevenE / Pixabay

 今回は「英雄伝説 閃の軌跡III」を始めたのでファーストインプレです。概要としては、PS4のRPGで、結構老舗のファルコムと言う会社のシリーズものRPGです。シリーズとしては、今回の舞台とキャラでは8作目くらいになると思います。
 なんでこんなわけの解らない説明になるのかと言うと、この英雄伝説と言うシリーズは、何作かおきに世界観がリセットされます。具体的には、1~2、3~5、6~で切り替わっていて、最新作はこの6~からの世界観のお話です。実際には数字の部分はサブタイトルで表現されます。また、世界観が共有されている間では、過去作のキャラクターや舞台が出てくる場合もあります。
 さらに面倒くさいのが、このサブタイトルが同じ中でも何作か出ており、今回は閃の軌跡って言うサブタイトルのシリーズだと3作目で、空の軌跡から続くいわゆる軌跡シリーズだと、8作目と言う意味ですね。
 ちなみに大体サブタイトルごとに3本、シリーズでも3サブタイトルごとくらいで、舞台がリセットされる傾向があるので、場合によっては今回でこのシリーズも終了の可能性があると思います。

 というわけで序盤3時間くらいプレイ、進捗としては1章の途中くらいまでの感想です。なお、私のプレイ経験的には空の軌跡からは全部クリアしています。
 プレイヤーさん向けに書くと、お話は、IIのちょっと後の話で、とうとう例の士官学校を卒業した主人公が就職先として、例の士官学校の分校に教師として赴任するところから始まります。都合で、序盤は非常にIと同じでキャラをごそっと減らしたみたいなイメージになります。
 が、その分、出てくるキャラの大半がシリーズ過去作からのピックアップで、ずっとやってる人は序盤からめちゃくちゃ楽しいです。ていうか、特にランディとか、こんなところでなにやってるんみたいな感じでニヤニヤしながら遊んでました。逆に言えば、序盤1時間くらいまででも過去作プレイヤーとそれ以外では、プレイ感覚が全く変わってくるので、今作からプレイするのは辞めておいた方が良いかもしれません。

 システム的には、やはりこの会社はPS版のゲームはきつい気がします。取り立てて不満があるわけではないのですが、大画面の割に、キャラやフィールドを構成しているブロックが物凄いデカイみたいな印象が凄いです。私の場合、特に直近にプレイしたのがDQ11やFF15なので、RPGツクールを使ってガチで作りこんだゲームに見えるくらい違和感が。多分Vitaで出していれば逆に見やすくてよかったんでしょうけど。
 ちなみに閃の軌跡シリーズの過去作2作は、両方Vita版も出ており、私もそちらで遊んでいたのですが、今作からいきなりPS版のみという良く分からない販売戦略になっています。画面構成についてはこのあたりもあるのかもしれません。ネット上でも、Vita版が出ないのは不満が非常に大きいようです。

 ちょっと遊んでいて真っ先に感じたのは、ロードの早さでしょうか。私の場合前2作はVita版で遊んでおり、発売直後は超ロードが遅くて、修正パッチが入るレベルだったりしたのもあるとは思いますが。今作はさすがにPSだけあってサクサクです。まあ時代は、もうマップ切替のない次元になっていると思いますが。 

 戦闘面では相変わらず序盤から遠慮がなく、最初のイベント戦闘からかなりのキャラが入り乱れたり、状態異常喰らったり、下手したらなんか死人が出たりとかそんなレベルです。初見だとまじめに説明書よまないと駄目な奴です。過去作ユーザは大体で行けると思いますが。
 ちょっと変わったかな、と思ったところは、なんかSクラフトと言うキャラごとに設定された必殺技の威力でしょうか。今見えている範囲では、大体攻撃範囲が広いものばかりの反面、威力がずいぶん抑え気味になっている印象を受けます。普通の攻撃技にあたるクラフトの方の方を連打して、付加効果を生かしていった方が良い感じがします。

 イベント関係は、今回も既定の行動ポイント以内でキャライベントをして好感度を上げるタイプのようです。1周だと絶対全イベントが見れない奴ですね。相変わらず悩ましいです。ただ、マップのどこでイベントが発生するのか、ショートカットマップに表示されるようになったので、そこはウロウロ探さなくても良くなりました。
 反面、ゲーム内で情報を聞くと、ノートに保存されるようになっているのですが、この情報を埋めるためには、ほぼ総当たりで話しかけないと埋まらないような感じになっています。

 サウンド関係については、大体いつも通りだと思います。1回聞いただけの戦闘曲が、しばらく頭の中をループしてしまう辺りとかはさすがだと思います。ただ、OP曲はちょっとパンチが足りない感じはしました。

 まとめると、個人的には既にめちゃくちゃ先が楽しみです。
 とにかく、出てくるキャラの大半が、過去作のキャラの関係者だったり、そもそも過去作のキャラだったりで埋め尽くされていると言う異常なシリーズ感は、最近なかなか見かけないタイプだと思います。そんなわけで、過去作プレイヤーでPS4を持っている方にはいつも通りお勧めだと思います。
 反面Vitaしか持っていない過去作プレイヤーさんは、本体ごと購入するかが非常に悩ましい問題だと思います。いつものファルコムのパターンだと、あとで完全版とか出してくる可能性は十分ありますし、ここまでプレイした感じだと、前述した画面構成のパーツのデカさや、特に重そうな処理も見かけない都合でVitaでは出せないと言う印象はほとんどありませんし。
 なお、完全初見の方は、確実に最低閃の軌跡Iくらいはプレイしてからの方が良いと思います。一応これまでの話がざっくり分かる資料はゲーム内についていますが、これだけのシリーズものはなかなかないので正直もったいないと思います。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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