その2の続きになります。
5.ゼミ
年によるのですが、大体夏ゼミと秋ゼミがあります。
夏ゼミは、論文試験の終了後から、結果発表くらいまでです。正直、大体周囲ではあまり人気がないので省略します。論文終了以後は口述の勉強を勧める作戦だと、必然的に短答受験者向けになるのですが、短答受験者も短答受験者で普通に通年講座があるためです。
秋ゼミは、論文試験の結果発表後からなので、論文試験に落ちた方には一番ちょうど良い時期に始まる講座だと思います。但し、こちらはおそらくLEC系で一番料金の高い講座の一つに上がるものなので、受講は良く考えた方が良いと思います。また、講座によっては選抜試験があり、人気のある講義はプロ受験生が殺到するため大体門前払いになります。年によっては、夏募集の秋ゼミを内包した長いゼミで、選抜試験のないものもあります。
問題点としては、基本的に誰が本試に合格してもおかしくないようなレベルで固まるパターンが多いので、実力が低いとほぼ置いてけぼりになります。最低でも、中上級向けの通年講座を1回は受講してからの方が良いかもしれません。
私も一応受講したことがあり、選抜試験のないものは結構まったりゆったりで楽しかったです。一方で、選抜試験ありの方は、そもそもの選抜試験に落ちて嫌な思いをした人が居たりしました。また、入ってからも、毎週成績が通知されてほぼビリに近かったりして、心の闇が深まるタイプの授業でした。知り合いもできて、モチベーションは上がるので、複数年受験でやる気の減ってきた人とかにはお勧めだと思います。
6.その他
答練系は基本的に必須だと思います。資格試験の基本で、インプットとアウトプットは必ず必要な都合です。また、弁理士試験の場合は、受験者が結構いるので自分が相対的にどれくらいできるかの把握も重要だからです。
但し、答練の場合は、受験する事より、できなかった点の把握と対策が重要なので、復習しない、又は時間が取れない場合は、パスでも良いと思います。また、年内(試験年度の前年)は、明らかにプロ受験生向けのやたら難易度と受講者レベルだけ高い答練も混ざっているので、やたらヒマでもない限りそれもパス推奨です。
ちなみに模試は意見が分かれるのですが、私は割と受けた方が良いと思います。と言うのも、模試で出た問題がうっかり本試験で出てしまうと、さすがに受験して復習した人は書けてしまうので超不利になる都合です。と言うか、そういう事案が実際にありました。