弁理士の論文答練の点数を上げるには。(1/2)

Notebook Pen Table Book Note  - Engin_Akyurt / Pixabay 弁理士
Engin_Akyurt / Pixabay

 4月に入りましたし、論文組の方もそろそろ本気を出してくる辺りでしょうか。短答合格者も論文試験を受験する都合で、短答組が短答試験に専念してある間って、論文組はかなり意識がしやすい有利な期間ですし。

 ところで、論文答練とか受けまくってる時期だと思いますが、思うように点数が上がらない人ももしかしたらいるかもしれません。そこで今回は、伝聞やウワサを含む論文答練の点数の上げ方です。なお、某Lの某B講師系のゼミの方は、いつもやってる奴なので、スルーで結構です。
 今回はこの某L系の論文答練系を前提にお話をします。

 とりあえず、論文の答練ってどうやって点数がついているんでしょうか。問題が出てきて、設問ごとに配点があって、その点数の合計が最終の点数になりますよね。うちの頃は毎回毎回相当ぶっとんだ出題で、ほとんどの受験生は点数がつかない某答練以外は心証点がほぼ0だったので、これで合っていると思います。

 じゃあ、設問ごとの点数はどうやってついているんでしょうか。短答の問題であれば、正解と不正解との判定は明確なので、解答が合っていれば点数が入り、間違っていれば点数が入りません。

 この点で、論文答練の場合は、その判定を採点側が行う点が短答答練と違います。この辺の採点基準が、一気にどこのバイトの人がやったのか分からないレベルの曖昧なものになるわけです。ただ、目安になる採点基準は結構明確だったりします。

 とりあえず、某L系の答練を受けたことがある方は、解答レジュメの後ろの方の配点表を見てみると良いと思います。採点基準はほぼこれが全てのようです。

 表に名前が出るような有名な講師が論文答案を採点する場合は、とりあえず内容を確認して、全体の心証で超ざっくり採点する場合があります。あれは、長年の経験が必要で、普通の採点バイト(といっても概ね合格者ですが)とかにはできません。そうなると、どうなるかというと、配点表に書いてある箇所を採点する答案中から探してきて、書いてあったら解答が正解になり項目の点数が入るというロジックになります。

 また、配点表に書いてある前後の内容が書いてあっても、法律としては正しいけど、全く違う措置等は、採点側も困ったことに点数をほぼ付けられません。配点表に抜き出してある部分の内容が全てです。おそらくは、採点基準がブレると、採点側の個人差が吸収できないからなのでしょうか。

(長くなりすぎたので続きます)

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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