5回目の能力担保研修に行きました。今回は待ちに待った意匠、商標の準備書面作成回です。朝から晩までぶっ通し構成の時間割は今回で最後になるので、ある意味山場とも言えるかもしれません。
内容としては午前に意匠、午後商標と言う非常にわかりやすい分け方でした。とりあえず、意匠については、ソシャゲーのSSRレベルにそもそもの件数が少ないそうです。実際の訴訟の進行についても、固まっていない部分も多く、他とはいろいろ違うよみたいはお話をされていました。
実は意匠については、準備書面の作成課題も出ないので、試験対策的にはやはり捨てる範囲になるんでしょうかね。
商標については、かなり判例のオンパレードで、やはり判例が重要らしく、レジュメの項目ごとに、ほぼ判例と突き合わせながらの講義でした。例によって小僧寿し事件とかも出てきたんですけど、最近小僧寿しって見ないですね。昔は、お祝いのときとか、かなりの頻度で見かけたのですけれど。
難しそうな点としては、やはり外観、称呼、観念と事例の当てはめでしょうか。
「~なので外観が類似する」、との辺りを、事例からあてはめてひねり出すのがかなり難しい印象を受けます。本当に事例を一見して出した結論ありきがまず重要で、そこから構成を流していく印象を受けて、ちょっとのミスで大失敗になりそうな可能性が高い気がします。
面白かった点としては、極真空手の商標事件がありました。とりあえず無効理由の抗弁では行けない場合もある商標の抗弁で特徴的な、権利濫用に関する判例です。
大雑把に言うと、極真空手の開祖さんが倒れた後、お弟子さん達で分裂してしまったなんてことがあったそうなのでした。その後、特定の師範さんの派閥が商標を登録して、他の師範さんの派閥の極真空手及び類する商標の使用差し止めを訴えました。その結果が、権利濫用の抗弁で認められなかったとのことです。
武道家さんって、競技時以外は、ストイックで人格者の方が多いようなイメージなのですけど、結構世知辛いですね・・。
次回は6/30で不正競争関係ですかね。
学習計画的には、この週ってゼミもあるので、こちら側は宿題のみしか出来なそうです。
○学習計画(~6/30)
・商標法の準備書面作成宿題
作成、印刷、持参まで忘れない事
kuroneko
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