論文試験直前だけど、客観的にちょっと無理な感じがする場合。

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Engin_Akyurt / Pixabay

 いよいよ、実質最後の戦いになる論文試験直前ですね。
 これまでに培った全ての能力を叩き付けて、結果は別として、悔いのない戦いができることをお祈りさせて頂きます。ちなみに、今年も当日はめちゃくちゃ暑そうなので、久しぶりに外を出歩くなんて人は、マジで地獄なので地味に気を付けてください。

 ところで、論文試験直前だけど、客観的にちょっと無理な感じがする場合があります。以下は、どうしてもあてはまってしまうと思う方だけ読んでください。

 具体的には、直前の模試の偏差値が平均で54以下だったとか、予備校の講師から直々に「Aさんは何の心配もないけど、君らはダメだね」みたいに言われてしまったような客観的な情報からマズい場合です。

 ちなみに「直前はさすがにどの予備校の講師も、ある程度ほめて自信を付けさせてくれるだろー」なんて声もありそうですが、前記はほぼ実話なので、残念なことにそういう場合ばっかりでもありません。

 こんな場合はどうしたか、ちょっと実体験を踏まえてメモしておきます。なお、勉強法ではなく、あくまで最後の手段、裏技です。
 論文試験は、自分の作った答案構成が間違っていても、そのままずんずん書いて時間が来てしまう試験です。つまり、最初の20分やそこらの答案構成でこけたら、大体試合終了になります。じゃあ、どうすれば、客観的にもマズいレベルで答案構成をこけなくなるのでしょうか。

 時間があれば、基本書とかに戻るのも正解の一つだと思います。ですが、ここではもう時間がない想定なので、まずは、とりあえず、自分を信じるのを辞めます。基本的に自分はミスをするし、ミスをしていないかチェックしないと駄目と言うスタンスで行きます。

 じゃあ、どうすればチェックができるんでしょうか。
 うちでは、なるべく最近やった答練や模試の中から、なるべく大きなミスから順にピックアップして、答案構成時のチェックリストにしてしまう作戦にしました。元々の学力を上げるというよりは、ミスを無くすためのQCのチェックシートの手法に近いです。

 具体的には、模試や答練の偏差値で著しく低かったものの中から、みんながほぼ確実にできている構成項目が上がらなかったり、見当違いの構成をして爆死したもの等をメインに、どこで間違えたかを予め軽くざっくりとしたミスリストとしておく時間を作りました。

 都合で本試験の答案構成後は、すぐに記載にかかるのではなく、ざっくりで良いので、ミスリストにあったキーワードや、分野に関係する答案構成項目がないかを確認します。もしも見つかってしまった場合は、嫌な予感がするので、書き出す前に答案構成を再確認しました。っていうか、案の定、試験の順番の都合で疲れの出てくる商標は、ミスが見つかって答案構成を修正しました。
 どうしても時間は無駄になってしまうのですが、どうしてもちょっと無理な感じがする方は、最終の手段として参考にされてみてください。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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