能力担保研修に行ってきました。(8回目)

Notebook Pen Table Book Note  - Engin_Akyurt / Pixabay 付記試験
Engin_Akyurt / Pixabay

 8回目の能力担保研修に行ってきました。当日の気候は、酷暑と言う他ないレベルで、往復するだけでもかなりきつかったです・・・。多分あと数回で終わりのはず。

 今回の内容としては、第2回の特許の起案の講評と内容説明でした。とは言っても第2回起案の頃って、ほとんどまだ内容が分からない頃だったので、当然ボロボロです・・・。配布資料の失敗例もかなり凄く、「追って補充する」型起案もあったらしく、そんなんでも通るならみんなそれで行くわ・・みたいなレベルで出来がまちまちだったようでした。

 記憶に残った点としては、特許発明のとらえ方の部分でした。事情であまり詳しくはちょっと書けないのですが、事案としては、原告特許権者が、被告実施者を差止め損害で訴える典型的なものです。

 原告の主張は、当然被告実施品は、原告の特許を侵害する、みたいな感じで、だらっと読んでると、前提として、そうなんだと思い込んでしまいます。しかし、実際には、原告の特許の公開公報の実施例を読んでみると、類型の中に被告実施品に近いものがあったようです。

 都合で、原告の主張するクレームではなく、類型の方のとらえ方で被告実施品を当てはめてみると、原告の主張するクレームの構成要件に該当しなくなるという、非常に目から鱗と言うか、泣きたくなるような展開でした。しかも、結構な割合、少なくとも隣の人はできていたようで、二重にショックだったです。ちなみに解答時は、資料が多すぎて、該当箇所は、おそらくすっ飛ばしてました。

 この辺りの原告の特許発明はどんなん、被告の実施品はどんなん、みたいなのは、弁理士の先生なら実務でやってるし、できるやろーみたいに流される部分が地味にきついです。準備書面上では、構成要件や、その対比、場合によっては均等論にまで影響してしまうので、かなりの割合ありますしね・・・。

○学習計画:
 ・能力担保研修側は、全起案が終了しているのでなし
 ・当座はゼミ側で設定している民訴を詰め込む

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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