特定侵害訴訟代理の試験を受けてみました。と言うか、とりあえず本試験には行ってきました。
やはり母集団が最低限で弁理士試験の論文試験に合格している人たち、場合によっては実戦経験豊富な大先輩で構成していたりすると、かなり厳しいものがありますね。まあ、怖いので事前には合格率とか受験者数とか一切見ないで行ったんですが。
場所はJR大崎駅から歩いて数分のところでした、論文試験とかが実施される僻地とかよりは、明らかに近いです。確信はないのですが、この手の試験会場って、カンニング対策用のカメラ的な奴とかの設備がないと駄目みたいな制約があるんですかね。駅前にもっといろんなビルがあったので、なんで離れたところにしたのかちょっと意外でした。
ちなみに例によって例のごとく、うちの場合は、なんちゃって都内なので現地まで2時間近くかかる上、雨天の場合は始発のバスに乗っても間に合わないとか言うハンデだったので、付近に前泊で行きました。
適当に選んだ割に、会場から徒歩10分とかのカプセルホテルで、セールもやってたので結構ラッキーだったと思います。都合で前日は、会場から徒歩3分くらいの図書館とかで、悪あがきの詰め込みとかやってました。なんかこの図書館、週末なのに20時までやってて、やはり都心は色々環境が良いですね。もっとも、当日は、9時から説明開始のせいか、8時半まで入れてもらえず、早くつきすぎたせいか外で待つことに・・・。
会場の中の方は、雑に言うと結構広めの小ホールサイズの部屋が2つくらいが貸切で、試験会場風の机が並んでいる感じでした。ペーパー試験の会場としてはかなり広い気がします。
各部屋60人くらい居た気がするので、関東の受験組だけで120人くらいでしょうか。伝え聞く合格率的に、半分死ぬとすると、こんな中から60人くらいしか合格しないんですね。
見かける顔ぶれとしては、模試で見かけたいつもの人たちに加えて、やはりどう見ても私の倍くらい稼いでいそうな大ベテランの先生方もたくさんいました。勝負にならないので正直、年代別に合格者数を区切ったりして欲しいです・・・。
試験のお作法関係については、事前に予想していた内容と2つだけ違う点がありました。
一つ目は、解答用紙の1ページ目で、回答方法の指定があるのですが、
問1 空欄1
問1 空欄2
問2 (1)
問2 (2)
のように項目を付して解答しなさいと言うものでした。弁理士試験自体スタイルで、
1.空欄1について
2.空欄2について
~
10.問2(1)について
みたいな感じで書いていたので、ちょっと合わせるのに意識が必要だったです。
二つ目は、なんと、答案構成用のメモ用紙が配布されるんですね。今までこの手の試験といえば、配布されると、まず答案構成用に問題用紙をびりびり破く光景が定番だったので、個人的には大ショックでした。凄い便利なので、こういう方向でお願いしたいです。
試験問題の内容については、正直、できたのかできなかったのか、全く分かりませんでした。手ごたえがないので、問題自体の難易度が低く、かなりの完成度で仕上げないと合格できない系なのか、そもそも、論点にすら全く気づけないほどのバカだったのか、ちょっと測り兼ねる内容でした。
個人的な感想としては、1問目の特許は、従来の典型の均等論から外してきて、暗記が少なめで、実務的に発明の内容を理解できないときついタイプ。小問が何故か特許で出てた気がします。
2問目は、こちらも典型の従来の類否と結合商標とかは欠片もでず、なんか良く分からない論点の不競法1本の問題でした。小問は普通に民法民訴でちょっと安心しましたが、民法は、なんか今まで使ったことがない条文が出た気がします。
とりあえず、関係者各位はおつかれさまでしたー。
kuroneko
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