弁理士試験のゼミの同期会に行ってきました。

Notebook Pen Table Book Note  - Engin_Akyurt / Pixabay 弁理士
Engin_Akyurt / Pixabay

 

 弁理士試験の最終合格後って、大体弁理士会の派閥や予備校系列の合格祝賀会とかが連打で開催されます。一方で、合せて弁理士試験の講座の講師の流派ごとに、その流派の今年の合格者さんとの顔合せみたいな感じの飲み会が設定されたりすることがあります。

 そんな感じの某とある流派で開催された、忘年会から新年会に化けた感じのものの1つに混ざってきました。以前の流派関係の記事で上げた分類だと、比較的小規模のゼミに属するコミュニティで、講師の方が多忙すぎて滅多に参加されない所です。
 
 会場はLの水道橋校の側のフランス料理のお店でした。ちょうど忘年会新年会もひと段落した辺りだったのか、他のお客さんが騒がしかったり、やたら狭かったりもせず、お値段も抑え目で、駅からも異常に近くて良いチョイスだった気がします。
 
 集まった人数的には20人ちょいくらいでしょうか。ちょっと当日ドタキャン系の方が多かったようで、幹事の方が悶絶してましたが。私も仕事場が僻地なので、当日定時ダッシュしても、遅刻確定とかだったのですが、3割くらいの方はまだ到着していなかったようで、普通に間に合いました。内心こっそり凄い助かりました。

 話題としては、今年合格の方が多かったせいか、他と比べると、やっぱり昨今のゼミの話や、現在進行中の地獄の実務修習や事務所への転職に関するお話を良く見かけたでしょうか。
 
 ゼミに関しては、ちょっと驚いたのが、例のゼミ内で毎回やる答練の成績公開で、上位者が名前公開になったらしい辺りでしょうか。うっかり名前出たらヤダなあ、とか一瞬思いましたけど、考えたら私はそんな良い成績ではなかったので要らない心配でした。
 
 ただ、これから派生して、これで名前が載る常連の方が、むしろ、本試験で落ちてしまったり、三振してしまったりみたいなパターンがあったようで、かなり切ない感じになっていました。まあ、正直本試験の採点基準って良く分からないですし、採点者様のガチャみたいなイメージはやっぱりあります。

 多分、そこそこの出来だけどSSRの採点者様を引き当ててしまった場合と、凄い出来てもNの採点者様を引き当ててしまった場合では、前者の方が受かりやすかったりするんですかね。雑には、最後の最後は運ってことなんですが。

 また、今年もこの流派のゼミの合格者の中から選ばれた一部の勇者パーティには、授業で語ってくださいイベントの招待が来たそうなのですが、そんな話をしていた隣の方には、そんな話は来てなかったりしたそうで、こちらも切ない感じになっていました。まあ、この辺も例年の話で、うちも呼ばれなかった方なので、どちらかと言うと後者の方の気持ちが凄い良く分かります・・。この辺りは、『眠れる森の美女』とかと一緒で、呼ばれなかった方は一生忘れないと思いますが。
 
 そんなわけで、これから合格を目指される方は、どうにか勇者パーティに選ばれるような立ち回りを演出していくのも、受験のモチベーション維持には、ありなのではないでしょうか。ちなみに、勇者パーティの中でも、最強勇者になると、某Lのサイト上で公開される動画で、合格者と講師が一対一で対談する感じの対象者になるようです。偶然にも当日、本年の最強勇者が居たのでいろいろお話を伺っていたのですが、別のテーブルには、過去の年の先輩最強勇者も居たりして面白かったです。
 
 実務修習に関しては、やっぱり良く分からないから相談させてみたいな声が多かったですね。まあ、実務をしていないとさっぱりですし、実務をしていてもさっぱりな箇所もあるようで、例年そうなんだなぁとか思いました。交通機関の都合でも遅刻ができないと聞いたので、知り合いでタクシーを乗り合わせていくなんて作戦を立てている方も居るようです。うっかり雪とか降る季節なので、確かに怖いですよね。
 
 事務所への転職に関しては、めちゃくちゃ笑ってしまったのですが、一番上がっていたのは、やはり事務所のブラックっぷりでしょうか。現在企業の方は意識されていないと思うので上がったのだと思いますが、普通の特許事務所は、いわゆる個人経営なので、基本的に、ボスのやりたい放題です。特許法とか法律で喰ってはいますが、労働基準法とか、ビジネスマナーとかは一切関係ない世界なのは、よほどの大手ではない限り、どこでも大体同じようです。

 この手のゼミ系の集まりは、自分の受験期間の前後に合格してた方とお会いするのが凄い面白いですね。特に一緒に勉強していたけど、なぜか自分の方が先受かってしまった場合に、その方のその後のドラマとかは、場合によっては自分にも分岐しえた話だったりするので、興味深かったりします。一方で、逆に自分より先に受かった方は、自分よりちょっと先を行っているので、そういう方の体験談とかも、ちょっと先を予想すると言う点では、汎用的な情報より環境が似通っている分で精度が高い気がします。
 
 とりあえず、今年合格された方は、本当におめでとうございます。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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