足かけ半年くらいかかっている気がするのですが、ようやく閃の軌跡4をクリアしました。以下、ネタバレありの感想です。結論から言うと、凄く面白かったけど、完結してないじゃんっというのが最大でしょうか。
ちなみに閃の軌跡4とは、日本ファルコムと言う会社から出ているRPGのかなり息の長いシリーズの完結編です。ちょっと本数が多すぎて把握しきれなくなってきたのですが、いわゆる軌跡シリーズだとその中に3シリーズで10本目、それ以前のものも含めるとさらに多くなります。閃の軌跡4自体はPS4で発売されています。
感想としては、前記の背景も手伝ってか、過去3シリーズの10本分のネタに全部ざっくり触れつつ、そのうち本シリーズの過去3作分の伏線を全部解決するとか言う、控えめに言ってちょっと頭のおかしい(褒め)作りになっています。普通は構想の時点で諦めると思うのですが、実物にしてしまった辺りが凄いのが本作です。
顔ぶれも全10本のメインキャラは、ほとんど登場しますし、過去シリーズのキャラ限定ptとかも組めたりします。内容や雰囲気にもほとんど齟齬がなく、この辺りはさすがです。
と言った辺りで、まずは、良くなかった点からになります。
今回は、前述の背景で、あまりに内容を詰め込みすぎてしまった感があるのか、かなり流しプレイをしても、エンディングまで100時間くらいかかってしまいます。これは、さすがにかなりきついです。
理由としては、各キャラごとに、かなりしっかり今までのシナリオをチェックしている人が居るのか、大体しっかりフォローされている辺りなんじゃないかと思います。普通なら良いところなのですが、キャラが多すぎるところも手伝って、今回は、逆に、プレイ側が飽和するレベルになっている気がします。要は、ほとんどのキャラにしっかり、ストーリーやドラマや告白シーンがついており、シリーズプレイヤー的には、なるべくそれを拾ってしまうので、そのボリュームにぶっ殺されるという事です。シリーズのリアルタイムの発売年月的にもかなり長いので、ちょっとしたキャラ同士の掛け合いも懐かしかったりうれしかったりするんですね。
良かった辺りとしては、やっぱりストーリ関係で、今回は一応真エンド側は、ハッピーエンドになっている辺りでしょうか。閃シリーズについては、主人公が黒幕に良いように踊らされる続けて、毎回結局無駄だったり、何もしない方がマシだったりの繰り返しで、達成感0のエンディングが多かったので。特にクロウ関係も、ほとんど犬死になってた感があったので、かなり救済があったのはうれしい辺りでした。
メインパートナー選択も、閃シリーズ内の全メインキャラから選べるのは、かなりしっかり作ってあると思います。内容も、旧7関係は結構恋愛感強めで、新7は関係はそうでもないとかって辺りが妥協のかけらもありませんでした。総勢10人以上のキャラのフルボイス告白シーンとか入っているRPGは、さすがに見たことがありませんし。って言うか、もう本当にRPGなのか。
まあ、タイトル的にはエンド~とついているものの、結局、結社と共和国関係は、なにも解決していませんよね。都合で、シリーズ的には、ほとぼりが冷めたころに、なんかまだ続きそうな気がします。
kuroneko
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