勉強時間の増やし方について

Notebook Pen Table Book Note  - Engin_Akyurt / Pixabay 弁理士
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 この記事では、勉強時間の増やし方について扱います。もっとも、当然ですが、勉強時間は、多ければ多いほど良いかと言うと、必ずしもそうではありません。勉強し始めで、とりあえず、全然講座以外全然勉強時間がつけられない人向けの記事です。

 

 勉強時間の増やし方としては、2つの方法があります。1つ目は、勉強する習慣をつけることが大切です。人間は、基本的に勉強するようにはできていないので、自発的に勉強をしようとして、勉強を始めると、凄い労力が必要です。大体合格する人は、直前期に1か月で100時間くらい内容の伴った勉強するのですが、努力や気合でそんな長時間勉強できる人はまれです。

 

 では、どうするかと言うと、勉強をする習慣をつけるのが楽です。例えば、勉強する習慣は、学校に行くのと一緒です。学校に入学すると、普通の人は、毎朝起きて電車やバス等で通学して、ほぼ丸一日授業を受けて帰ってこれるようになります。実は毎朝起きて、決まった経路を通学して、勉強してというのは、凄い大変なことのはずです。しかし、普通の人が大体こなせるのは、それが習慣になっているからです。

 

 人はある程度繰り返すと、それが習慣になって特に意識しなくてもこなせるようになります。先ほどの学校の例でいえば、普通の人は、入学してある程度たてば、毎朝、起きようとして起きて、乗ろうと思って電車に乗ってと言う感じではなくなると思います。体は、半ばオートで動いているはずです。

 

 前置きが長くなりましたが、勉強する習慣も、同様です。特定の時間になったり特定の場所に行ったら必ず勉強する、と言う習慣をつけてしまえば、意識して勉強を始めなくてもよくなるので、勉強をするのは、非常に楽になります。コツとしては、とにかく勉強する時間と、場所を決めて、まずは繰り返すことです。

 

 先ほどは、勉強時間が長いほど良いとは限らないとはいいました。しかし、資格試験は、とりあえず最低限の勉強時間が稼げなければ、いかに集中していようとそもそも勝負になりません。

 

 現在の仕事内容によりますが、理想を言えば、社会人の場合は、仕事が始まる前に、カフェ等で1時間勉強する習慣ができると強いです。よく言われていますが、朝が一番記憶力や集中力が高く、後は、1日疲れていくだけだからです。また、可能なら、仕事が終わった後は、帰宅前に、自習室や図書館で勉強をしてから帰宅すると良いです。帰宅してしまうと当然、休息したり遊んでしまうからです。

 

 週末も、勉強は、朝起きたら、そのまま、自習室等へ直行してしまうと楽です。いちいち勉強をしようとするのは、一番大変なためです。コツとしては、習慣の時間の分は勉強するけど、それ以上は、頑張りすぎないことでしょうか。例えば休日1日10時間勉強したとしても、その代わり数日勉強時間が0になるのでは、ほぼ意味がありません。やる気は使えば減ります。普通の人は、一気にやる気を使えば、回復させるのにも時間がかかります。

 2つ目は、勉強をタスク制にしてしまうことです。日単位や、週単位でやることを明確にして、早く終わったらそれで終わりにしてしまうような勉強の仕方をすると、モチベーションを保ちやすいと思います。

 

 タスクの設定方法としては、最初のうちはどれくらい勉強ができるか分からないので試行錯誤になります。逆に、慣れれば自分が時間当たりどれくらいの内容を勉強できるのかは、明確になります。これが進むと、本試験までに、自分は、どれくらいの時間を勉強しなければならないのかが意識できるようになります。

 

 タスクの内容としては、分からない場合は、講座の講師に聞くのが正解です。基本的には、予備校の講座の予習と復習がメインになります。勉強時間に余剰がある場合は、過去問集や趣旨の暗記を追加してもよいと思います。私の場合は、毎週講座で宿題が出ていたのでその通りやって、時間が空いたら答練とかの復習をしていました。

 

 具体的なスケジュールの立て方としては、例えば、週1の授業であれば、予習と復習の時間を1週間で振り分けて、残りの時間に何をするかを、無理のない範囲で決めます。現実的には、まずはそれをこなせるようにして、無理があるようであれば減らし、余裕があれば積み増すイメージです。勉強は、当然疲れるので、最初の数時間が一番効率が上がります。よって、こちらでも習慣と同様に、毎日少しづつ確実にこなすことが一番重要です。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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