夜行バスに乗ったら、とんでもない目に遭いました。

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Engin_Akyurt / Pixabay

 ちょっと夜行バスに乗る機会があったのですが、ちょっとあまりにひどい目に遭ったので、メモ代わりに残しておきます。これから利用される方は、こんな事態もあるんだなぁくらいで読んで頂けると良いと思います。
 
 まず、夜行バスとは、地方ごとの基幹駅から深夜に出発して、別地方の基幹駅へ早朝に到着するバスです。基本的には、深夜の高速道路を爆走し、場合によっては休憩でサービスエリアに止まったりします。通常のバスと違う点としては、夜行バスと言うだけあって、0時を超えると内部が完全消灯になります。みんなで静かに乗るバスです。 
 
 この夜行バスで、ざっくり何が起こったのかと言うと、延々騒ぎ続ける人がいて、一睡もできずに目的地に到着してしまいました。

 出発してからしばらくは平和でした。まず最初は、アナウンスで、貴重品は自己で管理してくださいとか、消灯以後は私語や、明かりの漏れる機器の使用禁止とかの長い説明が、複数の言語で延々流れます。

 やがて、最初の休憩所に停車し、問題が発生します。どうも、財布を無くしたらしい問題の人が大騒ぎを始めたのです。問題の人の言い分では、傍にいした同乗者の男性にすられたようなのですが。警察を呼ぶとか騒ぎ続けたせいで、取り合ずその休憩所の出発時間を過ぎても、バスは出発しません。
 
 ちなみに、普通は、この手の貴重品の管理は自己責任だと思います。気づいてる状態で貴重品を奪われた場合は、強盗になるでしょうが。そもそも問題の人は、自分が勝手に財布を落とした可能性を完全に排除してるのが凄いです。また、周囲は探したそうなのですが、夜間で真っ暗ですし、他の人に拾われた場合は当然見つかるはずもないわけですし。

 その後、なんだかんだでバスは相当遅れて出発したのですが、問題の人は、車内で電話で警察に通報しているらしく、真っ暗でみんな寝たいバスの中に、問題の人の大声だけがひたすら響きます。控えめに言って完全に地獄です。また、その丸聞こえの通話の内容が物凄く、完全に先ほどの男性を犯人扱いで進行しています。名誉棄損でぶん殴られてもおかしくないレベル。
 
 問題の人の主張では、バスを止め、警察に持ち物検査をさせて、先ほどの男性を犯人にしたいらしいのですが。この都合で、問題の人は、高速運転中の運転手に向かって、バスを止めろとギャーギャー喚きだします。事故ったら諸共死ぬんですが。

 以後の休憩所で、結局前記の男性は、問題の人に荷物の中身を見せたらしいのですが、当然財布なんか入っているわけもありません。すると、問題の人は、今度は自分に向かって文句を言った人を片っ端から犯人扱いし始めます。何を言われても、自分は一切悪くない、被害者だから無茶苦茶言っても当然許されるの一点張りです。その後も手当たり次第に警察に電話していたらしく、車内には、延々問題の人の話し声が響き続けます。正直、誰もまともに取り合わなかったのが凄いと思いました。

 結局うるさ過ぎて一睡もできないまま、バスは目的地に到着してしまいます。私、その日そのまま予定があったんですが。当然ながら到着時間は、予定から1時間も遅れ、到着場所には、警官が待機と言う最悪の到着になってしまいました。こういう場合に、好き放題いう無敵の人が最強になってしまうのは、正直勘弁して欲しかったです・・・。
 
 と言うのも、運転手さんは、終始問題の人にも温厚に取り合っていた所は賞賛に値するのですが、正直、最初の休憩所で問題の人を下ろして欲しかったからです。理由は、どうせ契約事項で、騒いだり運転妨害をしたら、契約は無効ですみたいな規定があると思ったからです。
 
 ここまで酷いのはあまりないとは思いますが、仮に何かの心の迷いで夜行バスを利用してみようとか思った方は、意外にリスキーなので一応ご注意ください。特に事故っていたらシャレにならなかったですしね。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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