野沢温泉の外湯巡りに行ってきました。

Landscape Mountains Nature  - Antranias / Pixabay 旅行
Antranias / Pixabay

この記事について

 この記事は、「野沢温泉の外湯巡りに行ってきました。」です。

 結論から言うと、外湯巡りが趣味の方には、結構良い感じだったので、情報を残しておきます。

 

野沢温泉とは

 野沢温泉とは、長野県北部にあり、かなり歴史の古い温泉街ですね。

 町中から温泉が出るらしく、物凄い数の温泉があります。

 

 お湯は、アルカリ性で軽く硫黄の香りがする贅沢なタイプです。

 また、スキー場も近くにあり、スキーシーズンは、かなりスキー目当てのお客さんも来るようです。

 

 そのせいか、近年の温泉地帯にありがちな退廃した雰囲気はあまりなく、町全体は、まだ割と活気のある温泉街です。

 名前の指す通り野沢菜が名産で、湧き出る温泉でゆでたりして食べていたとかなんとか。

 

 交通の便としては、電車で行くのはかなり大変なのですが、高速の最寄りのインターチェンジからは、車で30分とかです。

 町の中心からは結構遠いのですが、一応無料駐車場もあり、基本的には、自家用車で行くのが良いと思います。

 

 ちなみにオールシーズンで無料の駐車場は、中尾駐車場で検索すると出て来ます。

 

そもそも外湯とは

 そもそもの外湯とは、温泉街にあるのに、宿屋に関係がない形で設置されている温泉のことですね。

 対応するものには、内湯と言うものがあるのですが、こちらは、宿の中にあるお風呂で基本的には宿泊客しか入れません。

 

 内湯も時々開放している宿もあるのですが、お風呂しか使えないのに、結構良いお値段がするパターンがほとんどです。

 問題は、この外湯が温泉街にあるという点です。

 

 普通に外湯を開放してしまえば、当然温泉目当ての宿泊客が減ってしまいます。

 このため、温泉街の外湯は、温泉街の指定の宿に泊まっている客や、地元の人のみに開放されているパターンが多いです。

 

 例えば、あの「千と千尋の神隠し」の舞台になっているこれまた長野県の渋温泉街の外湯は、温泉街の宿泊者のみへの開放になっています。

 いきなり行くと、どこにも入れなかったりするパターンです。

 

 草津温泉とかは、いくつかの外湯は一般向けに解放されているのですが、マジの源泉かけ流しで、死ぬほど熱く基本的には、雰囲気のみを味わうタイプになっていますね。

 ちなみに、ここの地域住民向けの外湯は、めちゃくちゃ普段使いできるレベルにちょうど良いお湯らしく、超うらやましい感じになっています。

 

 そして今回紹介する野沢温泉の外湯ですが、なんと、基本的には、一軒を除いては無料で入れる上、かなりの件数があるという、超外湯巡りお勧めスポットだったりしました。

 

全体的な雰囲気

 全体的な雰囲気としては、かなりひなびた温泉街と言う感じで、そこそこ良かったです。 

 草津ほど観光地化はされておらず、それでいてスキー場もある恩恵か、そこまで寂れてもおらず、まだ生きてる温泉街です。

 

 また、風景としては、ちょうど雪解けの時期にいったせいか、道端には、まだ大量の積雪があったり、温泉からの排水なのか、町中の水路を物凄い綺麗な水が流れていて気持ち良かったです。

 外湯については、徒歩で回れる範囲に13もあり、普通に地元の方も入っていて、本当に地元の生活に根付いた感じの風景になっていて凄かったですね。

 

 特にここの温泉は、昔は調理や洗濯に利用されていたらしく、今でも温泉が噴き出している調理ガマや、地元住民用に洗濯用温泉みたいのも普通に整備されて見れるようになって居ます。 

 まあ、さすがに今の時代に洗濯板で洗濯をする人はいないと思いますが、昔はメチャクチャ暮らしやすかったのではないでしょうか。

 

特によかった外湯

 そんなわけで、13件全ての一通りの外湯を覗いて歩いてみたので、実際に入った中から、特によかった外湯についてメモしておこうと思います。

 野沢温泉の基本情報としては、まず、源泉の温度が非常に高く、アルカリ性で弱硫黄系の温泉である点が挙げられます。

 

 一方で、町内にも源泉が複数あるせいか、どこの外湯も微妙のお湯の性質が違う点が重要です。

 

中尾の湯

 中尾の湯は、前述の中尾駐車場から最寄りの温泉ですね。

 町の中心街からは結構歩きますが、逆にここが良いところになっています。

 

 中尾駐車場からは近いのですが、町の中心からは遠いせいか、あまり人が居ません。

 なおかつ、今回見て回った外湯の中では、一番広く、ぬる湯の湯舟がある点が強みです。

 

 ぬる湯とは、温泉の湯舟が2つに区切ってあって、凄い熱いあつ湯と、どうにか入れる温度のぬる湯とに分けてある温泉のうちのぬるい方ですね。

 基本的にあつ湯は、熱すぎて5分と入っていられないため、極寒期以外はきついです。

 

 このため、とりあえず野沢温泉での外湯のお勧め基準の一つしては、ぬる湯があるかどうかで判断するのも一つの手だと思います。

 私が行った時も無人で、割と広い湯舟にぼっちでした。

 

 この手の温泉は、地元の人も現れる夕方くらいからが特に混みだすので、その辺の時間を避けるといい感じです。

 

熊の手洗い湯

 熊の手洗い湯は、名前からして変ですが、町の中心からさらに奥に行ったところにある温泉ですね。

 ここの強みは、こちらもぬる湯があり、特にぬる湯がぬるいことでしょうか。

 

 今回私が実際に入ったお湯の中では、一番ぬるく良い湯加減だったと思います。

 問題は、良い湯加減のせいか、物凄い人気があり、割と入れ代わり立ち代わりで人が来ます。

 

 そのくせ、ぬる湯の湯舟は、二人が限度であるため、混んでる時間に行くと結構待つことになります。

 

真湯

 真湯は、熊の手洗い湯からちょっと上がったところにあり、温泉街の一番西のはずれにある温泉ですね。

 外観もさることながら、山と町との境界辺りにあり、側には、最近めっきり見かけなくなった丸い郵便ボストが立っていて、結構いい雰囲気の場所にあります。

 

 ここの強みは、いわゆる白い濁り湯です。

 外湯で濁り湯は結構贅沢な感じがするのですが、なぜここだけ濁っているのかは、完全に謎です。

 

 問題は、ここは源泉かけ流しのみで、死ぬほど熱いので、ある程度あつ湯耐性のある方向けだと思います。

 5分くらい入ると、周囲のカランで水を浴びないと再度入れないくらいに、体が熱くなります。

 

注意点

 一応注意点についても、3点だけ触れておきます。

 

月曜と金曜との午前中は清掃

 月曜と金曜との午前中は、地域の方の清掃が入り、お湯を貯め直すらしく、基本的には入れないようです。

 可能なら月曜と金曜とは避けましょう。

 

木曜は一部の外湯がお休み

 木曜は、一部の外湯がお休みです。

 この一部と言うのが曲者で、500円かかる代わりに、野沢温泉で一番設備の整った外湯がここに該当します。

 

 女性とかで安全性や、清潔感とかを気にされる方や、外湯慣れをしていない方は、念のため、木曜日は避けましょう。

 

お湯が滅茶苦茶暑いので絶対無理をしない

 とにかく、外湯は、お湯が滅茶苦茶暑いので絶対無理をしないのが重要です。

 特に外湯が13もあるので、全部入ろうみたいノリで行くと、確実に湯あたりして気分が悪くなります。

 

 後、念のため補給用の水分は多めに持っていくと安全かもしれません。

 町内を歩いた限りでは、コンビニの類が1件も見当たらなかったため、時期や時間帯によっては、どこでも水分が購入できるとは思ない方が良いです。

 

まとめ

 野沢温泉は、外湯巡り的には、大当たりの温泉でした。

 本当は宿泊もできたら良かったのですが、Gotoトラベルが中断している時期だったので、こんな感じになっています。

 

 また、結構外湯を回っている人もおり、何度も何度も外湯で一緒になった大学生くらいの人や、外国人とかもいました。

 一応写真も撮ってきたのですが、公式サイトが充実していたので、そちらを張っておきます。

 

 事前にここの外湯マップをDLしておくとはかどると思います。

〇野沢温泉観光協会:

野沢温泉マウンテンリゾート観光局
野沢温泉マウンテンリゾート観光局の公式ホームページです。野沢温泉の外湯、麻釜、道祖神祭りなどの観光のご紹介のほか、野沢温泉村で行われるイベント情報、宿泊情報、体験プログラムなどを掲載。野沢温泉の観光に関するお問い合わせも受け付けています。

 

 

The following two tabs change content below.

kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
タイトルとURLをコピーしました