真夏の長野は都内より5度くらい涼しい感じでした。

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この記事について

 この記事は、『真夏の長野は都内より5度くらい涼しい感じでした。』です。付き合いで長野に行く集まりに混ぜてもらってきました。

 旅程的に、おそらく個人的にまず行かないというか、普通の人も、まず行かない地方だと思ったのでめもしておきます。

 

今回の発端

 今回の発端は、高校時代の同期関係のSNSで、前回の時に集まれなかった方が、絶対来れるスケジュールで来れるところに行こうみたいな感じだったと思います。

 経緯にはあまり関知していなかったのですが。

 

 結果的には、その方の地元に押し寄せる感じになった展開なんですかね。

 場所は、長野県伊那地方でした。

 位置的には、諏訪から、山梨と逆方面に南へ下った先の盆地にあります。

 

 山梨、諏訪、松本のラインは、特急とかが通ってることもあり、結構皆さん旅行をされると思うのですが。

 長野県内とはいえ、松本メインで伊那方面に行こうとすると、諏訪から一旦伊那に南下して、再度諏訪に戻って、北上する感じになるので、わりと通常はスルーされる一帯になっています。

 

 車で行く場合は、一応中央道が通っており、愛知方面に抜けることができるのですが。

 東京方面から愛知方面に行く場合は、普通に東名で行くので、まず普通は通りませんね。

 

 東京方面から長野に行く場合も、長野市方面や新潟へ行く場合は、大体上田の方経由になるので、通らないんですよね。

 今回は、車移動だったので、結構レア体験だったと思います。

 

 一応鉄道も通っており、愛知方面からは、なんか漫画とかで見かけたことがある飯田線とかで来れます。 

 諏訪方面からも、初めて聞いたのですが、中央本線の支線?で行けるのですが。

 当然に新幹線とか、大都市から1本で行ける特急みたいな交通の動脈的なのからは完全に外れている地帯です。

 

行ったところ

 そんな訳で、今回の地域は、長野県伊那付近になります。

 以前住んでいた上田からは、同じ長野とはいえ山向こうとかになるので、結構距離はありますね。

 

 ただ中間地点にある観光地とかは、ちょいちょい行っていたので、雰囲気はかなり懐かしい感じでした。

 特にGSのリッター当たりの値段が、都内より10円くらい乗ってて、1リットル180円とか見かけるところとか、良く見かけるチェーン系のお店が、ロードサイドに大量に出店されていたり。

 

 やはり微妙に涼しく、超ざっくり都内より5度くらいは気温が低い辺りも大体同じです。

 日陰なら、風が吹いていれば割とどうにかなる感じですね。

 

 一応ゆるキャン△の聖地関係だと、ソースかつ丼を食べて、杖突峠を通ってきました。

 リンちゃんが、駒ヶ根辺りにソロキャンに行った回ですね。

 以下、個別で寄った場所です。

 

かんてん屋さん

 長野の名産というと、なかなか浮かばないのですが。

 どうやら伊那の辺りは、凄くかんてんで有名らしく、凄い興味がある方がいたので、回る感じになりました。

 

 中でも、『かんてんパパ』というブランドのかんてん屋さんは、ちょっと凄かったです。

 有名なかんてん屋さんと言っても、ちょっと大きな店舗くらいかなの想像だったのですが。

 

 現地で待ち受けていたのは、超巨大な工場や、研究設備付きの本社でした。

 また、ちょっとしたスーパーくらいの敷地に自社製品のかんてんが、ひたすら並んでいたり。

 

 それでもお金が余ってしまったのか、ちょっとおしゃれな物産館(マルシェ)や、ホールがあったり、かんてんの廃材で作った畑とか、ちょっととんでもないことになっていました。

 

 どうやら地方ローカルのテレビでは、番組も持っていたりするらしく、かなり有名らしいですね。

 そもそも、かんてんって何なのかって辺りから入ったのですが。

 どうも海藻から煮詰めたりして加工していく、食べる段階ではゼリーみたいになる乾物系のようです。

 

 ところてんっていうのがあると思うのですが、あれからさらに冷やしたりする感じで作るようですね。

 試食コーナーもあったのですが、普段食べるゼリーよりは、かなり食感があり、普通においしかったです。

 

 商品バリエーションもすさまじく、いわゆるおやつ系の溶かして冷やすとゼリー系から始まって、お湯を入れることで低カロリーのパスタや、雑炊とか食事として食べられるフリーズドライのもの、ご飯に混ぜて炊くと食物繊維が取れるものなどなど、おおよそかんてんというイメージから離れたものも多かったですね。

 凄く儲かるんだなあ、かんてん。

 

諏訪大社

 諏訪大社は、うん年前の日記に、大体同じメンバーで行ったエントリーがあるのですが。

 前回行ったのは、観光地寄りの下社でした。

 

 今回は、比べると微妙にひっそりとした雰囲気の上社の方ですね。

 とはいえ、それでも歴史的な雰囲気は結構良く、当たりの方だと思います。

 あの辺のお宮は、もちろん歴史もあるのですが。 

 

 歴史というか、自然に埋もれかけた風の古さが感じられる雰囲気で、微妙に苔むしたまま現代に残っている辺りがいい感じだと思います。

 京都だと、大体しっかり補修されたり、凄いしっかり整備されているので、歴史はあるのですが、どっちかっていうと綺麗な感じになってしまっていますよね。

 

諏訪湖間欠泉センター

 かつて間欠泉センターだったもの、そのなれの果てみたいな感じでした。

 こちらも、うん年前の日記に、大体同じメンバーで行ったエントリーがあるのですが。

 

 当時は、通常の間欠泉の機能が既になく、機械でお湯を噴き上げさせていたがっかり間欠泉だったんですね。

 その後、間欠泉が一時的に、しっかり自噴するようになったことがあったらしいのですが。

 

 現在では、かなり湯量が落ちており、というより間欠ではなく、常時ちょっとした噴水くらいで湧き上がる規模になってしまっています。

 実は、帰りに見かけたのですが、近所に温泉旅館があり、あちらとの湯量の取り合いになってしまってるのかもしれませんね。

 

 内部の展示も、そもそもの間欠泉がなくなってしまっているせいか、まるっと入れ替わっており、諏訪周辺で撮影の行われたゆかりの映画作品の展示館みたいになっていました。

 もはや間欠泉が一切関係なく、もし次に諏訪湖に来ることがあっても、さすがにここは消滅していそうな気がします。

 

 多分、公営の日帰り温泉にしちゃうのが正解なんじゃないかなと思います。

 湧き出る湯の香りは、硫黄臭だったので、結構いい感じなのではないでしょうか。

 

 

高遠城址

 こちらは、日本百名城の城址ですね。

 どっかで聞いたなーと思っていたのですが、なかなか思い出せず。

 

 帰ってきて気づいたのは、この間山梨に行ったとき、武田信玄が追放しちゃった武田信虎が亡くなった地名で上がっていたところでした。

 史実的には、歴史的にガチの無能で名高い武田勝頼が滅びる前の甲州征伐で、大きな戦のあったところで知られています。

 

 とはいえ、有名武将の本拠地だったところでもなく、一般的には、春しか人が来ない桜の名所となっているようです。

 長野の城址ということで、上田城や武田神社のイメージで行ったのですが。

 

 あまりの人のいなさと、草ぼうぼうのぱっとしなさが、逆に国破れて山河在りみたいな印象的さでした。

 とはいえ、物凄い広い駐車場や、そこそこある売店の数、入場ゲートの数から、春の本来の観光地としての格は、かなり高そうです。

 

ソースかつ丼

 ソースかつ丼は、駒ヶ根市のB級グルメですね。

 さすがにゆるキャン△とは、同じお店ではなかったのですが。

 

 あちらで出ていた近所のお店の本店のほうでしたね。

 順番待ちの紙をもらったら27組待ちで、炎天下で待っている人数のビジュアルもかなりやばかったです。

 

 結果的に40分くらい待ったのですが。

 出てきたソースかつ丼は、ヒレカツ版がゆるキャン△で出ていたものに近く、どんぶりの上にまずご飯、上にキャベツの千切り、最後に中くらいの大きさのカツを立てて並べ、締めきれない感じのフタが乗っているというものでした。

 

 フタは取り皿用でした。

 脂身分が少なかったので、量こそは多かったのですが、最後までおいしかったです。

 

 大盛版は+1000円くらいのようで、量がもう想像できないです。

 まあ、伊那の辺りって、別に豚肉もソースも有名ではなさそうなので、なぜ名物なのか謎な辺りはあるのですが。

 

古民家さん

 今回宿泊したのは、ガチの地元の古民家さんを、DIYでプロじゃない人が再生したみたいな辺りが売りの平屋の和風一軒家でした。

 特徴としてはやはり囲炉裏でしょうか。

 

 使いやすいようにか、囲炉裏がテーブルくらいの高さまで上げてあり、周囲に椅子で座れる感じになっており、出された料理でも実際に使用されていました。

 とにかく火力が物凄く、囲炉裏にかなりかさ上げした金網の上で実際の食材を焼いたりしたのですが。

 

 トングを使っても、やけどしそうなくらいの熱が出ていました。

 また、翌朝もうっすら熱かったりして、冬とかは確かに便利そうでしたね。

 

 特徴的だったのは、やはり、ほぼ南アルプスのふもとの原野みたいなところなのに、隙間が多いせいか、虫が多かった辺りでしょうか。

 多分、虫が苦手な方はダメです。

 

 意外性の部分としては、やはり長野なだけあり、日が落ちるとかなり涼しくなります。

 まあ、虫が多すぎるので、窓全開とかはできなかったのですが。

 

 また、周囲に光源がないので、星がかなりよく見えました。

 特に北斗七星といて座の弓の辺りは、記憶にないくらいばっちり見えて、良かったですね。

 実際に肉眼で星を見たのは、かなり久しぶりでした。

 

その他

 お蕎麦を頂いたり、花火をしたり、地元のお酒屋さんによったり、ウィスキー工場へ行ったり、渋滞を食らったりもしたのですが、ちょっと長くなり過ぎたので省略します。

 運転手さんは、往復7時間くらいを含めて、ずっと運転されていたので本当に頭が下がりました。

 ガチお疲れさまでした。

 

 うちだったら、長くても1時半おきくらいで、結構休憩したりするので、やはり体力の差というやつなんでしょうか。

 話題についてもは、GWにお会いしたばかりなので、そこまで新しい話はなかったのですが、大体いつも通りの感じでしたね。

 

まとめ

 夏って暑いので旅行したくないイメージが大きいですが。

 意外に、都内の方が気温が高かったりする部分は、確かにあったので、行先を選べば結構ありだと思います。

 今回行った辺りは、ベースの気温が明らかに都内より低く、日陰なら全然ありのくらいの温度で湿度もあまり高くない感触だったので、かなり正解でしたね。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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