FFFTPが開発終了するかもしれないらしいですね。結構古くからあるフリーのFTPソフトの1本です。無料でありがたい奴です。
○ITMediaNews:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1710/26/news112.html
ちなみにFTPと言うのは、超雑に説明すると、ファイル転送用のプロトコルのことです。実際にはワードプロセッサや、表計算ソフトのように実際のソフトの名称ではありません。
ホームページとかを作ってると、自分のパソコンで作成したホームページ用のファイルを、ホームページの公開されているサーバに渡す必要が出てきます。こういった場合に必要になるソフトです。無論、逆にサーバからファイルを受け取ることも可能なのですが、こちらは、ブラウザとかでも可能なので、近年はあまり話題にはならないと思います。
しかし、まだインターネットのできる前の大昔には、世界中に各自が好き勝手に立てた草の根サーバなるものが乱立していた時代がありました。この草の根サーバなるものは、サーバを自前のパソコンで構築し、自宅の電話回線と接続するものです。他の人がそのサーバにアクセスする際は、その人のお宅にパソコン上で電話をかけて、お互いのモデムを介して電子的に通信をやり取りしていました。
そんなサーバに繋ぐ用事なんか想像できない場合の方が多いでしょうが、当時はインターネットとかありません。都合でパソコン上で閲覧できる画像、文章、ニッチな情報、果てはOSのハード用ドライバなどは、こういったサーバからもってくるか、雑誌等を購入して同封されている記憶媒体から読みだすしか方法がありませんでした。
ところで、先ほどこの手のサーバを利用するには、相手のお宅にパソコン上で電話を掛けると書いたと思います。つまり、相手のサーバのお宅が関西で自分が関東だった場合は、関西から関東までの電話代がそのままかかってくるという恐ろしいシステムでした。
この点、インターネットの普及でFTPが当たり前になってからは、なんでもインターネット料金だけで距離を気にせずダウンロードできたりします。このため、ファイルを受け取る方も、当時は凄いなあと思った技術でした。つまり、しかも無料で使用できるFFFTPは、いわゆる神ソフトって言うやつでした。
実際にこの関係のソフトは、結構困った記憶があります。一時期凄くホームページを作るのが物凄い流行った時期があって、かく言う私もちょっと作ってみた事がありました。そこで立ちふさがるのが、FTPソフトがない、と言う壁だったんです。
実はこのFTPと言う機能は、OS上にコマンドでも実装されており、面倒くさい長いコマンドをいちいち打てば無料で使うこともできました。しかし、当時技術の良く分からなかった私にはとても無理なお話です。結果的には、2000円くらいするシェアウエアの某Nextなんとかと言うソフトを購入して解決しました。
当時として2000円は結構な額でした。都合で、その後でこの無料のFFFTPの存在を知ったときに、凄いショックだったのを今でも生々しく思い出します。
今回の話を聞いた時にも、最初に思い出したのは、あの2000円の事でした。なんか懐かしいです。
kuroneko
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