機会があってちょっとニュージランドまで行ってきたので、忘れないうちに、現地のフリーWifi事情をメモしておきます。いやその前に旅行の内容とかあるだろう、みたいな声もありそうですが、今回これが一番のインパクトだったのです。
まず、海外に行く場合のモバイル事情としては、通話環境とネットワーク環境との2つがあると思います。
うちでは通話環境に関しては、ドコモを利用しており、キャリアに海外プランの申請さえしておけば、月額料金は変わらず、海外でも電話を掛けたり受けたりできます。ネックとしては、電話を掛けたり受けたりする際の金額がかなり法外で、かけ方によっては相手方にも負担が発生する点だと思います。
次が本題のネットワーク環境です。海外に行く際は、キャリアに海外オプションを申し込むか、Wifiルータを別に用意する等あると思います。しかし、結論から言うと、今回どちらもなくてもあまり問題が発生しなかったのが驚きでした。なお、具体的な都市名としては、オークランドとクイーンズタウン付近です。
なぜ問題が発生しなかったのかと言えば、フリーWifiが非常に発達していたからでした。日本国内のフリーWifiと銘打つ関係のものは、大抵キャリア縛りがあったり、利用する際に長いIDやPassの入力を求められたり異様に遅かったりと、確実に利用しづらくするような誘導がされています。
この辺りは確実にパケット料金で荒稼ぎしている大手キャリアの圧力でしょうが、ぶっちゃけ使えないのです。
この辺りの点がニュージーランドにおいては、全くなかったのがショックでした。実際に実用に耐えるサービスが確実に展開されています。
まずWifiの利用できるエリアですが、ホテルやカフェの店頭はもちろん、公園のような人の滞在するエリアには、大体カバーされています。もちろん町中どこでもと言うわけではないのですが、利用しよと思えばちょっと移動するだけで確実に利用が可能でした。
次に利用方法ですが、大体の場合、フリーWifiに接続すると、ネットワークへの接続警告がポップアップし、一番楽なものでは、それをタップすると表示する画面で、「接続」をタップするだけで利用が可能になります。
その他のタイプでも、メールアドレスを入れるだけとか、ホテルのルームナンバーと契約者名を入れるだけ等、かなり簡易な操作で即利用可能になります。正直素晴らしい感じでした。
で、これがなんで素晴らしいかと言うと、大まかに2点があります。
1点目は、利用する先々でグーグルマップを参照できることです。未知の場所に行く際、そもそも自分が今どこにいるのかと、自分が今どちらを向いているのかは非常に重要になります。この点は、紙の地図ではなかなか把握するのが難しい点です。また、今回行ったエリアはとにかく街頭のガイドマップが少なく、手持ちの地図で解決するような雰囲気になっている所も大きく感じました。
うちもこのおかげで割と好き勝手に歩き回ることができました。
2点目は、SNSが利用できることです。前記の通り、現地での電話にはかなり大きなコストが絡みます。この点SNSであれば、困った場合に、同行者はもちろん、日本の知り合いにも簡単に連絡が取れるため非常に重要なライフラインになります。
うちもこのおかげで、一度はぐれたらもうアウトみたいな妙な制約とは無縁でした。
もちろん、事前にネットワーク環境を用意していけば安心ですが、ニュージーランドでは、フリーWifiもかなり実用的に利用できるので、活用していくと安く上がると思います。と言うより、改めて日本のフリーWifiは、全く使う側の身になっていないと言うのを実感しました。
これから年末にかけて、海外へ行かれる方は参考にされてください。
kuroneko
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