4回目の能力担保研修に行きました。このくらいになると、結構メリハリをつけてきてる人も出てきて、「付記試験では絶対関係ない範囲」辺りは、気のせいか、ひょっとしたら意識が飛んでいる人とかも見かけるようになりますね。
今回の概要としては、1回目の訴状作成の宿題について、模範解答とレジュメとを使った解説になりました。補足資料として、実際に提出された宿題の中から、良かった例悪かった例を設問ごとに抜き出したものが付いています。
今回の講義で改めて思ったのですが、実務修習自体は、あくまで、実際の訴訟実務向けの内容を深く講義する内容のようですね。もう少し付記の試験側の問題に、この辺の内容もフィードバックさせても良いように感じました。
ちなみに自分の宿題の出来はといえば、悪かった事例を片っ端から踏み抜いていて、結構凄いことになっていました。まあ、該当範囲の実際の講義前に出題されているので、サクサク書けたらそもそも講義を受ける必要がない気もしますが。
今回の内容で、ひとつ大きく記憶に残ったところとしては、例として、原告構成要件Dと、対応する被告構成要件dがあったとします。但しDとdとは、そのまま単純に対応させた際に構成要件を充足するとは言えない場合とします。
次に、Dを指す名称に対して、dを当てはめたいとします。この場合に、最初からdの定義でDを指す名称を使ってしまうと、当てはめる際におかしくなってしまうという点でしょうか。今回、Dとdとは微妙に別のものであるためです。
例えばDを指す名称が巨大人型ロボット(Z)だとして、dが複数の戦闘機の集合(ZZ)だとします。dを実際使う際には変形合体して巨大人型ロボットになるので、実質構成要件を満たすみたいな事例で、dを説明する際に最初から名称として巨大人型ロボットを使ってしまうみたいな感じでしょうか。
・・・かえって良く分からなくなった気もしますが。
まあ、dを説明する際には、最初からなるべくDには寄せすぎないで、被告物品説明書とかの表現を使った方が良いと言うことなのかもしれません。一方で、ある程度どう対応付けるかは書く前に考えておかないと駄目のようです。ここが非常に難しい気がします。
宿題は特許系の被告準備書面作成が出ました。締め切りは次回の講義までで、持参提出のようです。ところである意味凄いのが、能力担保研修自体の宿題配布回では、宿題に関しては全く触れられない辺りでしょうか。
配布したことすらアナウンスされないので、資料を受領したまま本棚に放り込んで置く系の人だと、思わずそのまま忘れててもおかしくないレベルです。仮にも弁理士試験自体に合格してる人しかいないせいか、さすがにそういう人は居ないだろうということのかもしれませんが。
次回は6/16(土曜日)で、いよいよ意匠と商標関係の内容になるようです。配布テキストの下巻が読み終わるかはいよいよ微妙になってきました・・・。
○勉強計画:(~6/16)
・宿題:被告準備書面の作成(と印刷)
・テキスト下巻
意匠のところ残り
PS.自主ゼミは一緒に混ざろうと思っていた方が実務が多忙すぎてお休みされるらしいので、初回はうちもお休みにしました
kuroneko
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