うん年ぶりに、某母校の大学の学祭に行ってみました。と言うのも、在学当時お世話になって居たサークルが、いよいよ人数減少で存続がヤバイとからしいので。どっかのアニメとかゲームみたいなノリですね。
やはり、オタク系文化の細分化は結構激しいようで、昔から王道のアニメや漫画の看板を掲げていたサークルとかは、特に問題なかったようなのですが、ソシャゲやら、ラノベから逸れてしまうと、基本的に結構厳しいようです。もっとも一方で、TRPGサークルとか、聞き覚えのないサークルも増えてた気がするので、やりようかもですが。
ちなみにメインの目的は、仕事柄AIとか機械学習系の研究室公開でした。この大学は、基本的に他人に説明すると言う観点では、超やる気のない人ばっかり集まる学風のイメージだったりしたのですが、覗いてみた研究室の範囲では、予想外にきっちり説明してくれる学生さんが多くて面白かったです。
学部とかだと、受け継がれてきてる研究テーマに、卒研でちょっと足して終わりみたいな感じでしたし、院生とかだと結構違うのかもですね。
後、研究室の雰囲気で凄いびっくりしたのですが、昔ながらの汚くて暗い研究室はほとんどなく、スリッパをはかないと入れなかったり、凄い明るい雰囲気で、ポップやらモニターやら、インテリアっぽいのが配置されてるところもあるんですね。
なんか、一杯本とか出している結構売出し中らしい教授の研究室も拝見したのですが、そういうところこそ、無造作に本が詰みあがった、逆に凄い雑然とした研究室イメージがあったので意外でした。
ちなみに、AIとか機械学習目当てで行ったのに、面白そうだったのは、全然違うやつでした。
1個目は、寝るときに寝付きやすくする音についてで、快眠を導く睡眠システムとか言う研究です。当日はめちゃくちゃ寒く、研究室ではサンプル音が鳴っていたのですが、その時点で既になんか眠くなるレベルです。
良くある睡眠音楽かーとか思っていたのですが、どうやらポイントは、寝てる人の心拍や呼吸に連動したタイミングで音を鳴らすことらしく、手軽によく寝れたら嬉しそうな研究でした。介護向けと言う着眼点も自然で良いと思います。
2個目は、本来の研究のついでに、探査用ローバの国際的なコンペティション(ARLISS?)に参加していたところでしょうか。説明頂いた内容だと、実際に上空4000mくらいまで飛ばしてから、砂漠に落下させたローバの走破性を競うコンペティションだそうです。
面白かったところは、なんとこのローバが二輪。中身だけ回転して進めなそうですが、背面から1本地面に支えを付けると前進するそうです。あまつさえ、左右別のモータで制御しているので、方向転換もできるとか。うっかり研究費で海外とかも行けそうで、楽しそうですね。
ちなみに本題のサークルの方は、一般展示終了後の打ち上げに混ぜてもらったのですが、圧倒的なOB比率で結構盛況でした。意外に見知った顔もあり、結構ラッキーな感じです。印象に残った点としては、割と世代の断裂が見え、現役生、近年卒業の集団、それ以降の集団に分かれて談話していた辺りでしょうか。
と言うのも、私達の頃の学祭は、展示は割とおまけで、学祭期間中の夜に泊まりこんで、世代を超えていろいろやって遊ぶみたいなのが、結構大きな目的になっていた部分もあったんですね。人によっては、自作のカードゲームを持ち込んでいたり、対戦ゲーム用の巨大なモニターを持ち込んでいたり。
近年は学校側の締め付けもあって、あまりそういうものもなくなり、こんな感じになって行ったのかもしれません。可能なら、来年もサークルが存続すると良いですね。
kuroneko
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