スキーに行ってみました。

Landscape Mountains Nature  - Antranias / Pixabay 旅行
Antranias / Pixabay

 成り行きで、なんとなくスキーに行ってみました。ちなみにスキーは、物凄い小さい時に雪遊び程度で行ったことがあるだけです。まあ、ウインタースポーツは軒並みお金がかかることもあり、近年は、あまり行く人もいないですしね。

 とりあえず行ってみるかーくらいの感じだったので、事前には、軽く滑り方とかチェックする程度です。テンション低め。当日気づいたんですが、本当は、事前にゲレンデの雪状況とか、当日の天気と気温とかをチェックしないとダメだったみたいですね。

 とは言うもの、適当に行った割には、当日は凄いついていたらしく、前日降雪でゲレンデの状態はかなり良いみたいでした。もっとも、まず歩き方から練習らしい私には、あまり関係がなかったのですが。

 場所は、長野県の湯ノ丸スキー場というようでした。利点としては、一つ目は、交通の便が良く、インターからかなり近い点でしょうか。さりげにこれは、往復を考えると結構重要な気がします。また、偶然、交通の便の都合で選んだためか、ドマイナースキー場だったので、混雑度的には、混んでて大変なんてこともありませんでした。二つ目は、初心者向けのなだらかなゲレンデがあるらしいというのもありました。実際、ゲレンデは、練馬辺りから来た初心者向けスキーツアーの人で一杯でした。

 装備的には、スキーとか持っていないので、ほぼ丸ごとレンタルです。お予算的には、そこのスキー場では、丸一日のスキーセットで3500円、ウェアセットで3500円とかでした。ちなみにこれ以外にも、お予算としては、リフト料金がかかり、丸1日で4000円ですね。全部今回は事情があって、全部利用したわけではないのですが。

 とりあえず、ウェアを着てスキーをつけると、とりあえずは、雪の上を歩く練習です。スキー板は、スキー靴とか言う物凄いデカいブーツみたいな形状の靴を履いて、その上から固定されることになります。つまり、歩く感覚が、通常とかなり違うんですね。まず非常に重いこと、スキー板が前後に長いことから、歩くのが非常に大変です。また、足が、つるつるになっているスキー板で雪と接するので、かなり感覚が異なるんですね。この状態で歩けないと、とりあえずは、ゲレンデが移動できないので、まずそこからです。

 基本的には、前歩きと横歩きがあります。後から気づいたのですが、スキー板は、エッジで滑るとひたすら滑ってしまうため、雪の上に平らに板が載っている状態を感触的に把握できるようにするあたりは、ちょっと大事な気がします。次は、転び方ですね。これまた後から気づいたのですが、滑っていて体勢を崩したときに、すぐに自発的に転べないと、物凄い危険な転び方をする場合があります。実際やったのですが、ゲレンデの上から下に滑っているときに、転ぶのが遅れてしまって水平側面に一回転してしまい、両足はかなり無茶な体勢に広がってしまうわ、背中からすっころんで頭を打つわで大変でした。とりあえずは、お尻から転ぶのが主流のようです。

 また、地味に大変なのが、転んだ後の立ち上がり方でしょうか。転んだ状態では、お尻が雪についているのですが、ゲレンデ上では傾斜があるので、そのまま立ち上がろうにも、普段のようにまず手をついて体を持ち上げ、残りを足の力で体を起こしてというのは、無理の気がします。ちょっとスキー板は、手とかストックとかで体を持ち上げようとした時点で、滑り出して行ってしまうからなんですね。都合で、具体的には、足からお腹くらいまでの筋肉を使って、足だけで立つ感じになります。結構つらい。

 ある程度の基本動作を覚えたら、結局は、ゲレンデの上の方までリフトで登ることになりました。というのも、ちょっとした傾斜で練習しようとすると、毎回傾斜の上まで歩かないと行けないからなんですね。これが地味に大変で、私は、速攻心が折れました。

 とは言うもの、ゲレンデは、上ってしまうと、さすがにめちゃくちゃ高いです。リフト距離としては、大体200mくらいでしょうか。救い的には、初心者用ゲレンデだったので、途中でかなり大量の人が座ったりこけたり、まったり練習していた辺りでしょうか。

 まずは、事前にググっておいた通り、ボーゲンでだらーっと滑ってみます。しかし、レンタルしたスキー板がめちゃくちゃ適切に手入れされているのか、滑り方がダメなのか、滑り始めると恐ろしいくらいのスピードが出ます。明らかに他の人よりは、あっという間に加速して凄いスピードになります。しかし、他に慣れる方法もないので、とりあえずは、何度かこれで滑ります。ぶっちゃけ物凄い怖い。

 いろいろ試した結果、ボーゲンでかなりブレーキをかけながら、ゆっくりまっすぐ降りてくるのはできるようになりました。っていうか、真っすぐ降りてくるのは、大体誰でもできるようです。逆に、ターンがかなり難しく、体重をかけすぎると一回転しますし、スキー板の片方に体重をかけすぎても普通にこけます。特に、急角度で曲がりすぎているのか、曲がった時に転ぶパターンが非常に多くて怖かったです。

 ある程度ボーゲンに慣れたら、パラレルターンっていう奴をやりました。これ以上うまくなるには、とりあえずスキー板を左右平行にしたまま滑る必要があるらしく、まずはそれの第一歩みたいな感じになります。ボーゲンの場合は、ある程度板の摩擦でスピードを調整したりするのですが、パラレルターンの場合は、完全に体重や、スキー板の傾きで滑る感じになります。

 いろいろ試した範囲では、これでゲレンデを緩い角度でゆっくり滑るのが一番安定しました。ゲレンデの下から、上の方を見た角度で、緩いSみたいな軌跡になる滑り方ですね。スピードが出そうになったら、斜面の上側にスキー板を向けてしまえば、当然傾斜を上ることになるので、スピードは落ちますし。

 一応カービンターンとか言う、いわゆるスキーでイメージする滑り方もちょっと試してみたのですが、スピードが全然落ちなくてダメでした。なんかあれって、スキー板を平行にそろえたまま、体重移動だけでみんな滑っているんですけど、どうやったらあんなに安定するんでしょうか。私の場合は、左右にスキー板を振っても全然スピードが落ちず、減速しようと急角度でスキー板を振ったところで派手にこけるの繰り返しで、完全に怖くなってしまいました。他の人はこの滑り方でも全然スピードが出ておらず、物凄い不思議だったです。やっぱりこのスキー板滑りすぎなのでは。

 みたいな感じで、とりあえず、骨折はしないで帰ってきたのですが、派手に転んだときに打ち付けた腰と頭は、結構痛かったです。首と足については、軽くむち打ちみたいな感じになりました。また、スキー靴の締め付けがかなりきつく、足首辺りは、軽く腫れているみたいな感じです。

 感想としては、最初なのでとりあえずサクサク滑れるようになっていく辺りは、面白かったです。ただ、物凄いスピードが出てしまう辺りは、ひたすら怖いですし、うまくこけるのに失敗する辺りは、痛いですしで、ちょっと今までに遊んだことのない感じの遊びの気がします。危険を肌で感じられるみたいな緊張感がありますね。私の場合は特に、バイクを乗っていた都合で、スピードと、体の重心を左右に傾けるという行為とに物凄い恐怖があって、そこもあるのかもしれませんが。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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