この記事について
学生時代は社会の時間寝てたせいか、目からうろこだった話を聞いたので、なんとなくメモしておきます。
なんで今コロナ不況なのに、株価が爆増しているのかというのかが分かって、ちょっと面白かったです。実は社会の授業って結構面白かったんですかね。
一応フォローをしておくと、うちの学生時代は、受験戦争がほぼ殺し合いだったため、理系だったらそりゃ文系科目は全力全開で寝ます。下手をすれば、担当教師の顔が思い出せないレベルです。 あまつえ、教科書棒読みみたいなダメな先生の理系教科も当然寝ます。
今でも同期で集まれば、飲み会のネタに上がるレベルです。ちなみに、そこで稼いだエネルギーで、塾へ行ったり、帰宅してから勉強するみたいな地獄でした。最近では流行らなそうですね。
ニューディール政策
とりあえず本題に入りますと、学校の教科書とかで、ニューディール政策(以下ニューディール)とかって言うのが出てきたと思います。さすがの私も、名前くらいは聞いたことはあるのですが、内容はさっぱり思い出せません。いや、そもそも寝てたから、元から知らないのかもしれませんが。
このニューディールは、アメリカで大人気だったルーズベルト大統領(以下ルーズベルト)が実施した不況対策らしいです。以下は例え話になるのですが、時はかの世界恐慌当時、登場人物としては、失業者とパン屋と、製粉工場と、銀行と政府とが出てきます。
ちなみにこのルーズベルトという当て字は、日本人が「負け」というイメージをつけるために勝手につけた読み方で、実際は「Roosevelt」(ローズ)だそうです。
財政政策
まず、不況なので、失業者が溢れます。しかし、天才だったルーズベルトは、とりあえず、政府のお金で、失業者を、公共事業で雇いまくることにしました。
公共事業自体は、大して意味のある仕事ではなかったそうなのです。しかし、こののおかげでとりあえず、物凄い数の失業者たちは、日銭をゲットすることが出来ました。
このとにかく、消費者に消費するためのお金を得させる、というのを、財政政策というそうです。
すると、この物凄い数の失業者は、働くとお腹がすくので、パン屋にパンを買いに行きます。パン屋は、物凄い数のパンが売れるので大儲けです。ぶっちゃけ、連日パンが売り切れる状態です。
すると、困ったパン屋は、製粉工場にもっとたくさん小麦粉をおろしてもらうように頼みます。製粉工場は、あちこちのパン屋から小麦粉を買いまくられて、朝から晩まで設備を回しても、在庫が足りなくなってしまいます。また、こんなブラック気味に働かされれば、製粉工場の労働者も当然ガチ切れします。
すると、困った製粉工場は、設備投資をするためのお金を借りに銀行へ行きます。設備投資をして、製粉ラインとか増やしたり、労働者を増やせば、この状況を乗り越えてさらに儲けることが出来るはずだからです。
しかし、銀行は、お金にたかるハエのようなもので、どの時代でもクソ野郎なので、法外な金利でお金を貸そうとします。この金利だと、製粉工場は、利益が出ません。仕方ないので、製粉工場は、お金を借りるのを諦めるのでした。
金融政策
そこで再び出てくるのが、天才だったルーズベルトです。彼は、今度は、低金利でガンガン銀行にお金を貸すことにしました。この辺は、銀行が持っていた国債をガンガン買い上げたりとかでもよいようです。
これを金融政策とか、買いオペといったりするそうです。
すると、銀行は、とりあえず手元にガンガンお金が集まってくることになります。とはいえ、お金はそのまま持っていても増えるものではありません。そう考えた銀行は、今度は、ガンガンお金を貸して、その金利(利子)で儲けようとします。
今回は、ガンガンお金を貸したいので、さすがの銀行も、なるべく低金利で、製粉工場にお金を貸そうとします。すると、ライバルの銀行がさらに低金利で製粉工場にお金を貸そうとします。
すると、製粉工場は、低金利で設備投資用のお金を借りることが出来て、さらにたくさんの小麦粉を作れるようになります。当然、製粉工場の利益も増えます。銀行もお金を貸すことでその金利で儲けることが出来ます。
と言う訳で、金融政策と財政政策とは、ちゃんと効果が出れば、政府以外は、不思議とみんな大儲けで、幸せになれるという経済対策のようでした。もちろん理想論なので、実際の細かいところは違うと思いますが。
コロナ関係へ当てはめ
では、これまでの話を、コロナ関係へ当てはめてみます。まずは、財政政策が、10万円とか、持続化給付金とかの各種給付金じゃないんですかね。 とりあえず、消費者っていう枠の人たちに、お金の余裕が出来ます。すると、パンには限りませんが、色々なものが買われて、経済の上流にお金が回っていくわけです。
そして、金融政策にしても、連日のように銀行は、コロナ対策で、不景気企業にガンガンお金を貸して、倒産を防いでいるみたいな記事がたくさん流れています。 詳細は良く分かりませんが、それでも困らない額のお金が日本銀行から流れてきているのでしょう。
どうして今株価がガンガン上がってしまっているのか
ところで、当初の問題は、どうして今株価がガンガン上がってしまっているのかというところです。今回どうして株価がガンガン上がってしまっているのかは、この金融政策で溢れたお金が、どうやらガンガン株式市場に流れているようなのです。
とりあえず、株式市場は回るということで、完全に悪いことばかりではなさそうですが、不況の経済効果としてはどうなんでしょうね。投資家とかが儲かっても、あまりうれしい人は少なそうです。一方で、株価が維持されれば、株式会社のみなさんはうれしいはずですし。
kuroneko
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