この記事について
この記事は、『中間処理の引例が外国語で訳が分からない場合。』です。
中間処理をやっていると、なぜか外国語の文献が引例として引かれてきたりして、途方にくれたりするパターンが割と良くあります。
こんな場合には、今回の方法で、外国語をどうにか日本語に翻訳をすることができます。
状況
状況としては、前回やった拒絶理由通知ではなく、今回は、公報自体のパターンです。
拒絶理由通知書で引かれてきているので、とりあえず、いずれかの国で公開までされているものですね。

方法1
日本にもファミリーで出願されている場合は、拒絶理由通知に記載されている番号を、エスパスネット(Espacenet – ホームページ)で検索して、日本に出ている出願を見るのが一番正確だと思います。
但し、エスパスネットの検索欄の入力形式は、結構ややこしいので、そのままコピペしても出てこないパターンが多いです。
上記の検索欄に、公報番号等を入力します。
方法2
USの出願の場合は、グーグルパテント(Google Patents)に出願番号を入力するのが早いです。
Chromeまたは、Edgeの場合は、そのまま翻訳を読むことができます。
一応小技もあって、一度一番下までスクロールしてから、ページのコピーをすると翻訳済みの日本語がコピーできますので、ワードとかにペーストすれば、機械語翻訳の出来上がりです。
方法3
US以外の国の場合は、ちょっと手段を考える必要があります。
基本的には、まず方法1と同様で、エスパスネット等でORCのかかっているPDFファイルか、テキストデータで公報を入手する必要があります。
エスパスネットがダメだった場合は、例えば韓国みたいに、その国の特許庁(KIPRIS(Korea Intellectual Property Rights Information Service), Free Patent Information Search Service)まで行くと、入手できる場合もあります。
拒絶理由通知に記載されている番号を入力して、必要な公報を表示した後、『publ.Full Text』のタブを選択すると、OCR済みのPDFが表示されます。
この状態で右上の方にあるフロッピーディスクマークのようなアイコンをクリックすると、OCR済みの公報をダウンロードすることができます。
入手してきたら、一旦グーグルドライブに保存し、グーグルドライブ上から開きます。
開くときは、いずれかのメニューからグーグルドキュメントで開きます。
すると、グーグルドキュメントのツールから、翻訳が可能になっていますので、メニュを実行します。
翻訳メニューで選択するのは、日本語です。
すると、別のファイルに翻訳が作成されますので、保存すれば完了です。
まとめ
審査官って、韓国の公報とかどうやってひっかけてるんですかね。
まさか、韓国語ペラペラの人ばっかりって訳でもないでしょうし。
kuroneko
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