『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』はもうこのノリで初代をリメイクすれば良いんじゃないみたいな感じでした。

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この記事について

 この記事は、「『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』はもうこのノリで初代をリメイクすれば良いんじゃないみたいな感じでした。」です。

 なんか物凄い速さでアマプラに入っていたので、見てみました。

 結論から言うと、B級でいまいち盛り上がらないのですが、もうこのノリで初代をリメイクすれば良さそうな感じがしました。

 

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは

 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは、ガンダムの劇場版アニメのうちの1本ですね。

 原点的には、初代の1話の話を映画1本分の枠に引き伸ばした感じです。

 原作中の時期としては、まだ核ミサイル大好きマ・クベが生きてる地上編の辺りでしょうか。

 

 初代の話とは言うものの、ノリとしては、以前やっていたOVAだかの『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』まんまで、新解釈や謎の掘り下げが熱いやつです。

 宇宙生まれのアムロは、当然のように海で溺れてしまったりする全編を漂う妙な泥臭さや、対して意味なく、ガンダムにビームサーベルを2刀流させてみたりするちょっと古いケレン見みたいなのが、ちょっと印象的でしょうか。

 要は、「そうはならんやろ」みたいな展開が結構目に付きます。

 

感想

良かった所

 良かったところとしては、久しぶりの初代なので、普通にガンダム、ガンキャノンが出てきて、ホワイトベースの風景があってみたいな辺りは、見ていて楽しかったですね。

 また、設定が、初代よりあとに出たシリーズとも齟齬がないようになっているのか、妙にブライトとミライの距離が近いのも面白かったです。

 ちなみに、このブライトは、中の人の都合で、今回から声優が変わっています。

 

 また、モビルスーツの動きは、気のせいか、かなり重量感と言うかリアリティがあるのも面白い気がします。

 歩かせると、人間のようにきれいに歩いてしまうのではなく、1歩踏み出すごとに全身が揺れて、安定したくらいで次の1歩を踏み出すみたいな描写がされているんですよね。

 いろんな部品で構成されたでっかい物体は、動くとあんな感じになるのかもしれませんね。

 

悪かった所

 悪かった点としては、やはり一番は、ストーリーの都合で、敵にザクしか出てこない点でしょうか。

 連邦型は、チート兵器のガンダムなので、正直見るまでもなく、絶対勝つのが分かってしまう辺りはちょっともったいない気がします。

 

 また、意図的なのか、小説版を読んで下さいということなのか、明らかに説明が足りない箇所もちょっと残念だった気がします。

 一番記憶に残ったのはラストで、マ・クベの核ミサイルが、大気圏外で突然爆発してしまうシーンですかね。

 直前のゴップの登場シーンがワリと思わせぶりで、裏取引でもあったから助かったみたいに見えます。

 しかも、実際にはどうして助かったのかの明確な説明はありません。

 一応、ドアンの裏仕事で細工をしていたみたいな想像は成り立つと思うのですが、ドアンに独白の1つでも入れておけば、解決したのではないでしょうか。

 

 また、アムロが灯台の電気を直したシーンで、ドアンが不機嫌になるのですが、ここも一切説明なしです。

 灯台を治すと、灯台が光って注意を引いてしまうからみたいな想像も立つのですが、ここも補強無しです。

 ドアンの元部下の女性のリアクションとかも、補足が一切ないですよね。

 ワリと他の部分の細かい描写がしっかりされている作品の都合で、逆に良く分からない箇所が際立つ感じになっている部分もあると思いますが。

 

まとめ

 今ならアマプラさんで無料で見れるので、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を完走している人には、かなりおすすめの感じだと思います。

 キャラの顔芸とかは、かなりまんまです。

 

 また、初代って実際には見たこと無いんだけど、スパロボとか、宇宙世紀もので馴染みがあるみたいな方には、特にお勧めだと思います。

 逆にユニコーン、ハサウェイ入りの人は、特に語れる深みがあるわけでもなく、半世紀前くらいのガンダムで、全くノリが違うのでスルーで良いと思います。

 シャアとか1mmも絡んできません。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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