この記事について
この記事は、「『ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END』に行ってみました。」です。
ちょっと機会があって行ってきたので、内容をメモしておきます。
ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL ENDとは
そもそもの『ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END』とは、ヒグチユウコさんというおそらくイラストレーターさん関係の展示会ですね。
展示会情報
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
会期:2023年2月3日(金)~4月10日(月)
入場料:2000円(当日)
URL:https://higuchiyuko-circus.jp
ヒグチユウコさんについては、私も詳しくは知らないのですが、どうやら絵本とか本の挿絵、商品のパッケージとかを書かれている方のようです。
ちなみに初めて見かけたのはテレビのCMだったので、多分相当に有名な方なんだと思います。
この時は、結構印象的な猫の絵が出ていました。
CIRCUSは、この方の展示会のようで、全国ツアーをやっていたようです。
今回はその締めくくりのENDということで、東京で最後の公開だったようですね。
場所も六本木ヒルズの高層階の展望台とかがあるフロアで、かなりお金がかかっていそうな香りがあります。
感想
以下ざっくり感想です。
(なお以下写真がある場合は、撮影OKエリアのもののみです)
確かに猫の絵は多い
確かに猫の絵は多かったです。
・・・が、猫は猫でも普通の猫ではなく、特に特徴的な猫としては、両手が蛇、足がタコ足のギュスターヴ君という猫がいました。
ヒグチユウコさんは、なぜ猫と蛇とタコを足そうと思ったのでしょうか。
むろん、それ以外の普通のかわいい猫の絵もたくさんありましたが。
他で印象に残ったのは、風神雷神みたいな猫の絵ですかね。
普通に描いた猫は、猫ユーザーからみてもかなりリアルの猫の印象がとらえてあり、暗いところで見たら本物に見えるレベルのものもありました。
ぶっちゃけ凄い雰囲気が出ていて旨いと思います。
絵の情報量が凄い
他ではとにかく絵の情報量が凄かったでしょうか。
普通の絵って、見ておしまいだと思うのですが。
ヒグチユウコさんの絵は、大体結構なストーリー性が込めてあり、基本的には、通常ありえず疑問を持つような構成が多めです。
都合で、1文字も書いていないのに、絵を見てから、これはどういう意味なのか首をかしげて想像する感じになります。
まあ、昔の画家の絵みたいに意味が分からない奴ではなくて、見ながら妄想が膨らむタイプの絵ですね。
一例としては、上に張った展示会の公式サイトを覗いてもらうと早いと思います。
どうも宗教画にも影響を受けているようで、そんな感じの構図の絵もかなりありました。
問題は、それが猫とか、独特の生き物で表現されているので、かなり想像を超えた構成になっています。
猫っぽい生き物はもちろんですが、他にも一つ目のナニカとか、クマ、ワニ、少女辺りはかなり多かったと思います。
ちなみに私も、予習で絵本とか見ていったのですが、それは、ワニと少女しか出てこない絵本だったりしました。
具体的には、例えば、飛んでる大きな何かに猫や少女が乗っているデカイ絵があったとしますよね。
絵が大きいスケールの都合で、すっと見ると見過ごしてしまうのですが、よく見ると、その何かはワニだったりするんですよ。
んでさらに見ていくと、開いたワニの口の中には、喰われまいと口が閉じないように支える猫が居たりして。
さらによく見ると、ワニの上には大量の風船があって、それがワニの背中とつながっていたりするんですね。
つまり、ワニは自分で飛んでいるわけじゃなくて、風船に結ばれて浮いているだけということになります。
こんな感じの詳しく見ると意外性がある絵ばっかりで、面白かったです。
なお、この絵は静岡での開催時の書下ろしのようです。
結構グロいのもある
半面、結構グロいのもあります。
かなり多かったのは、分解される熊の絵で、脳みそやら内臓やらがやたら細かく書き込まれているやつでしょうか。
とにかく、ヒグチユウコさんは心臓が大好きなようで、心臓をモチーフにした絵もかなりありましたね。
草に埋もれた二人の少女の絵で、胸がくりぬかれていて、二つの心臓がむすばれているみたいな絵もあったのですが。
子供が見たらちょっとトラウマになりそうです。
ちゃんとした絵もある
他方でちゃんとした絵も結構ありました。
ヒグチユウコさんは、結構色んなブランドとコラボをしているようで、GUCCIや、サンリオとのコラボは、製品に付される感じで使用されているのですが。
こちらの方の絵は、普通にかわいい感じで、常用もできそうでした。
さすがにいつもの感じだと怒られたのですかね。
まあ、これだと、この方のイメージがかなり薄まってしまうのですが。
また、映画のポスターを自己風に描いたものも結構な枚数展示されており、こちらは、言われないと気付かないくらいイメージのかけ離れたものでした。
普通のシリアスチックなタッチの絵でしたね。
私でも知ってる範囲だと、『風の谷のナウシカ』をポスター風に書き下ろした奴とかありました。
撮影OKエリアにあったので、つけておきます。
まとめ
ヒグチユウコ展 CIRCUSは、かなり非日常感が得られ、面白い絵がたくさん見れるところでした。
テレビのアニメ枠でCMが打たれているようなレベルなので、猫好きの方は、ちょっと覗いて見るのもありかもしれませんね。
六本木ヒルズの結構凄いところにありますので、都心に住んでるなら、その意味でも1度は行ってみるのもありだと思います。
kuroneko
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