ブログのドメインが吹っ飛びました。

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Engin_Akyurt / Pixabay

この記事について

 この記事は、『ブログのドメインが吹っ飛びました。』です。

 なんか私用で使っていたブログのドメインが吹き飛んだのですが、単なる更新忘れではなく、ちょっと特殊な感じだったので、にたような境遇の人向けのめもしておきます。

 

ブログのドメインについて

 まずブログのドメインについてです。

 うちでは、ブログってか、このブログの前のドメインとして、下記を使っていました。

 

〇元ドメイン:

https://patenter.ml

 

 いわゆるマリドメインっていう、マリ共和国に対応するドメインですね。

 ここは、Freenomというサイトで登録すると、無料で利用ができるようになっていました。

 

Freenom

Freenom - 誰でも利用できる名前

 

 うちの場合は、ここで無料でドメインを登録して、有料のさくらのレンタルサーバーのDNSに登録して利用していました。

 多分3年目くらいです。

 

経緯

発端

 発端としては、ある日突然、ブログが参照できなくなりました。

 ブラウザーに表示されるエラーとしては、下記です。

 

DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN

 

 ブログの対象としては、さっきのURLのこのブログと、サブドメインを付けて使っていたFF14系のブログになります。

 これだけなら、まあ、メンテかなとかとか思うのですが。

 

 なぜかスマートフォンとかで、移動体通信網から接続すると普通に見えるのですよね。

 但し、スマートフォンからでも、いわゆるWifiで固定回線につなげると見えなくなります。

 

 しかも、この時点では、人によっては、PCから見える状態でした。

 なんか北海道の方からは普通に見えるらしいんですね。

 

 はっきり言って、半端に詳しいと、普通に考えて逆にあり得ない感じです。

 DNSの更新タイミングって、ネットワークでそんな違うの?みたいな。

 

調査

 正直原因が分からなかったので、素直に、さくらのサポートセンターにメールしてみました。

 返答は以下のような感じです。

 

〇さくらインターネットさんからのメール:

ご申告の[mori163.skr.jp]をお調べいたしましたところ、ドメインの情報が

存在しておりません。

恐れ入りますが、[mori163.skr.jp]をご契約されているドメイン管理事業者に

詳細をお問い合わせください。

 

 まあそうだよね。

 エラーから見ても、DNS周りがなんかおかしい感じです。

 

 ちょっと思い当たる節としては、上のドメインって、ちょうど事件時点で先週くらいからドメインの更新期間だったんですよね。

 Freenomの場合は、Webサイトでドメインの更新を申し込むと、またその期間無料で使えるようになります。

 

 うちの場合は、1年単位で設定していたので、去年の事件時点くらいに更新して、事件の先週くらいにも同じ操作で更新してました。

 なので、この時点では、Freenomの更新が遅れているのかなくらいの認識でした。

 

原因

 正直原因が全く見当がつかないのと、結構忙しかった都合もあって、割と放置していたのですが。

 ひょんなことから、原因が判明します。

 概要については、下記の記事が詳しいです。

 

〇Gigazine:

Metaがサイバースクワッティングの疑いでドメインレジストラ・Freenomを提訴
Metaが、ドメインレジストラ(ドメイン名登録を行う事業者)のFreenomを訴えたことが明らかになりました。Metaによると、Freenomはサイバースクワッティング(ドメイン占拠)を行っているほか、Freenomの扱うccTLD(国別ト...

 

 超雑に言うと、FreenomMetaに訴えられて、業務停止状態みたいな感じのようです。

 このため、前回の更新からドメインが切れるまでは普通に使えていたのですが、切れたところで、更新が行われないので、使えなくなったみたいな感じのようです。

 

 なにやってんの、Meta

 まあ、無料でドメインが取れるとなれば、怪しいサイトが軒並み利用してくるでしょうし、仕方がない部分もありそうですが。

 

 思い当たる点としては、mlドメインって、恐ろしいくらいGoogleの検索順位が低いんですよね。

 記事を100本くらい書いても、10本くらいしか検索結果に出なかったり(そもそもインデックス登録されない)、それすらもどんどん減っていったりする勢いです。

 

対応

 対応としては、2つ考えました。

 1つ目は、現在のドメインが切れたところで、現在のドメインを他のレジストラから登録しなおすです。

 

 ただ、ちょっと調べてみたところ、まともなドメインと同じくらいの値段がします。

 これなら、どう考えてもjpドメインを取り直した方がましです。

 詳細は、以下の画像のような感じで、実際に前のドメインは、すでに飛んでしまっていることが分かります。

 

 

 2つ目は、さくらインターネットの適当なサブドメインを使って、無料でURLだけ変更するです。

 こっちは、独自ドメインではなくなってしまいますが、とりあえずタダです。

 

 結論としては、2つ目にしたのですが。

 都合で、グーグルアドセンスの設定が吹き飛び、使えなくなりました。

 サイトのURLを変更する場合は、前のサイトで移動設定をして、グーグルアドセンスの方から申請をする必要があったんですね。

 

 今回の場合は、もう既にドメインが吹き飛んでいるのと、実データは全部現在のものを使いまわす予定だったので、面倒くささが先立ちました。

 実作業的には、かろうじて使えていた移動体通信網からのアクセスでワードプレスの設定画面に入り、まずバックアップを取ります。

 

 このバックアップは、サーバ自体の方に残り、こちらはさくらのファイルサーバーの方からftpっぽくアクセスできるので、いつ全くアクセスできなくなっても、とりあえず安心になります。

 全く見えなくなったら、新規でワードプレスを入れなおして、それに利用しているバックアッププラグインを入れれば、バックアップを読み込ませることで復旧が可能です。

 

 後は、通常のURL変更をするだけです。

 こちらが、場合によっては、失敗してしまうみたいな記載をWebで読んでちょっと不安だったのですが。

 実際は、現時点では特に問題が出ていません。

 

 余談ですが、グーグルアドセンスは、再度申請を通さないとダメで、おそらく無理なのですが。

 グーグルアナリシスの方は、そのまま設定を引き継いでいました。

 一本化してくれよう。

 

 救いとしては元のドメインが弱すぎたので、別に死んでもあまりダメージはなかった辺りでしょうか。

 まともな会社やサービスのURLとして使用していた場合は、結構大騒ぎになったんじゃないかと思います。

 

追記

 後で確認したら、画像のURLがぶっ飛んでしたので、下記のプラグインで一括変換しました。

〇ワードプレスプラグイン:

Search Regex

 

まとめ

 おそらく、今後類似の無料のドメイン提供サービスが現れても、長期視点的には、Freenomと同じ末路をたどると思われます。

 独自ドメインを使ってみようかなって方は、最初からちゃんと有料レジスターで登録した方が良いかもしれませんね。

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kuroneko

とある企業の知財部で働く一応弁理士です。 国内特許系メインの日々の業務とか、試験対策ネタとか書いています。 受験時代は某L社系列の某B,M講師をメインに習っていました。 Copyright (C) 2010 - 2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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