この記事について
この記事は、『数年ぶりに熱海に行ってみました。』です。
福利厚生の期限が切れてしまうので、せっかくなので行ってみました。
今回は、比較的時間に余裕があったので結構回っています。
宿泊先
今回の宿泊先は、なんと宿ではありません。
いわゆるリゾートマンションの1室が使えたので、熱海に乱立する割りと高層な方のマンションに泊まれました。
海沿いの丘の上の10階以上だったので、ベランダから見ると熱海湾が一望できるのは良いものの、軽く血の気の引くような高さで怖かったです。
なんか風が吹くと揺れてるような感じがするんですけど、多分気のせいじゃないですよね。
また、1Fには熱海ということで、最低限の温泉まであり、控えめに言って天国だったです。
なんか実際に住んでそうな人も何人かいましたね。
完全リモートなら、かなりありの気もします。
電チャリ
今回は、レンタル電チャリを見かけたので、観光に結構使ってみました。
電チャリは、電気でアシストしてくれる自転車ですね。
あくまでアシストなので、キックボードとは異なり自分で漕がないと一切進まないやつです。
アシスト性能はもの凄く、特に坂道でよく効きます。
熱海はものすごい坂の多いこともあって、自転車はつらいかなっていうイメージだったのですが。
アシスト付きなら全然いけました。
まあさすがに、熱海城から走り湯まで電チャリで行こうと思う人も、高低差考えるとなかなかいないと思いますが。
観光地
結構色々回ったのですが、そのうち感想のあるものだけいくつかあげます。
起雲閣
「起雲閣(きうんかく)」は、1919年に築かれた別荘が基となる、熱海市の文化財らしいですね。
その後は旅館となり、いろんな文豪たちが泊まったとかいういわくつきの宿だったそうです。
10年くらい前に廃業して、熱海市営の観光地になっています。
特に良かったのは、物凄い歴史のある建物ですね。
ちょっと前まで実際に旅館として使われていただけあり、中を自由に歩けるのですが。
物凄い歴史を感じる作ったときからの年月がそのまま乗った内装が面白かったです。
例を挙げると、ガラスとか平面じゃないんですよね。
なんか昔作られていたとかいう手作りガラスなので、窓のガラスとかも、斜めから見ると多少厚さがぼこぼこしてたりします。
また、館内には、昔の内容を説明した板みたいなのがあちこちに張ってあるのですが。
実在の昔の文豪が泊まった部屋です!とか言われると、昔とかを想像してしまって、かなり妄想がはかどります。
その内容の現物がそのまま目の前にある感じで、雰囲気が物凄かったです。
多分今回の観光で一番長い間いたのは、ここの気がします。
また、ここは、建物ごとに全然違う建築様式を使っているので、まったく統一性がないのも面白かったです。
純和風の建屋があったと思えば、タイル張りの浴室があったり、洋風の素材だけど、作りはなんか日本の天守閣のような格子天井になってたりと、贅を凝らした昔の豪邸みたいな感じなんですね。
暖炉がある建物もあったりして、西洋の技術が取り入れられ始めたけど、日本人が作ってるので、洋館なんだけど、ちょっとなんか微妙に怪しいみたいな独特の雰囲気がありました。
庭のいわくもものすごく、家主の人が岩が好きで、あっちこちから庭用の岩を持ってこさせたらしいのですが。
そのエピソードがいちいちめちゃくちゃで、庭師の人がトラクターで遠くからひっぱってきたり、道に丸太を並べてその上を転がしてきたりとかすごかったです。
なんかその過程で警察に捕まったりもしたらしくて、めちゃくちゃでした。
確かに庭を見ると、でっかい岩がたくさんおいてあるんですよね。
っていうか、庭に湧き水があるようで、公園というほどの広さでもないのに、川があって池があって凄い庭でした。
この庭を囲むように建物があるので、旅館時代は、なんか庭を眺めてるだけでゆったり時間が過ぎるような豪勢な宿だったんじゃないかと思います。
走り湯
走り湯は、日本でも珍しい横穴式源泉らしいですね。
全く期待してなかったんですけど、現地に行ったらすごかったのがこれです。
熱海駅からは結構距離があって、例の電チャリで行ったのですが。
なんか、洞穴の中で温泉が真横に噴出していて、中はサウナ状態でした。
観光地じゃなかったら、普通に自家用サウナとかに使えそうな感じです。
また、湯量も物凄いのに、温泉として使ってなさそうなのが、ちょっともったいない感じでした。
なお、国道から海沿いまでの傾斜がもの凄いので、普通はバスとかタクシーで行った方がいいです。
うちの時も、タクシーの運ちゃんが曰くを解説しながらお客さんを案内して、そのままタクシーで移動していきました。
來宮神社
來宮神社は、来宮の駅から近い神社ですね。
物凄いデカイご神木があり、周囲を参拝できるようになっています。
このご神木は、樹齢2000年を超えているらしく、ほぼ西暦の最初の頃にはもうここにあったみたいな感じのようです。
木ってそんな長生きでしたっけ。
樹齢の著しく長い木って、なんか1本のぶっとい幹が空に向かってどーんって感じじゃなくて、首が複数ある爬虫類みたいなかなり複雑な形になるんですかね。
茂ってる葉は青々としていて、なんかまだまだ生きそうです。
数年前に来た前回との違いとしては、物凄い観光地化されてて、おしゃれなカフェとかできていました。
新しいお店の中は、香ばしい木のにおいが凄かったですね。
遊覧船
遊覧船は、初島へ行く方のやつではなく、熱海湾を軽く回るだけの方で、熱海遊覧船サンレモというやつですね。
なんか港で餌付けをしているのか、出発前は、ガラス張りの水面下の区画から、物凄い数の熱海湾の魚を見ることができます。
海の中ってなかなか入れないので、中に魚がたくさんいるのが見れるのは、結構レアな気がします。
面白かったのは、乗る前に「今日は揺れますが大丈夫ですか」とか聞かれたあたりでしょうか。
説明をよく読むと、海の状況によって航路が結構リアルタイムで変更されるらしく、初島のほうまで行くのは結構やばいようです。
やっぱ辞めますとはちょっと言いづらかったのでそのまま乗船したのですが。
警告の通りめっちゃくちゃっ揺れました。
立ってたら、そのまま海に落ちそうなレベルで船体が傾くんですね。
また、なんかいわゆる想像していたのとは違う感じで、この船の船底が、例のお魚見学区画があって、いわゆる流線形じゃないせいもあるかもしれないのですが。
進行方向で波が当たるたびに、なんかに柔らかいものにぶつかったみたいな感じで、どーんって感じの物凄い気持ち悪い揺れ方をします。
まあ、波に正面からぶち当たってるのでそんな感じになるのかもしれませんが。
前記の通り、今回の宿泊先は、超オーシャンビューで、ベランダからは、初島とか熱海城がそのまま目視できる感じだったのですが。
遊覧船では、ちょうど、ベランダから見えていた遊覧船を、逆から見上げるような視点になって面白かったです。
あと、かっぱえびせんを食べる海鳥はここでも健在で、ここでは、ゆりかもめとかいうやたら止まりそうなモノレールとか連想させる名前の鳥が、船の周辺をめっちゃ飛び交っていました。
真っ白で凄いきれいな鳥でしたね。
風が強かったので、船から投げられたかっぱえびせんをとるのは、かなり苦戦してましたが。
海鮮丼
他で面白かったのは、海鮮丼でしょうか。
熱海は、海沿いということがあり、市内にはおびただしい数の海鮮丼屋さんがあるのですが。
実際、市場はないんですよね。
海沿いに住んでる人なら想像できるかもしれませんが、港があれば普通は市場があって、ついでにそこも観光地化される気がします。
今回は、うちも海鮮丼屋の1つに入って海鮮丼を食べてきたのですが。
それはそれでおいしかったものの、ちょっと気になったので、お店も回ってみました。
とりあえず、市内にも鮮魚を扱うお魚屋さんってほとんど見かけなかったですね。
下手したら、都内の方が歩いていてお魚屋さんに当たるレベル。
干物屋さんとか、日持ちのする加工がされたものは、若干ありました。
唯一見つけられたのが、マックスバリューの鮮魚売り場です、
売り場で、産地が熱海市になってるのを探したのですが、まったくなく。
近海とか、網代ってなっているのは見かけたのですが。
どうやら網代っていうのが地元産に近いニュアンスのようです。
ただ、全体からの割合はものすごい少なくて、魚の種類もアジともう1種くらいしかありませんでした。
ひとまず、海鮮丼でよく見かけるマグロは置いてなかったですね。
とりあえず、海鮮丼屋の方で大々的に売り出されているマグロ丼は、どこのお魚かかなり怪しいですね。
その日は、網代になっているお刺身を買ってセルフ海鮮丼みたいにしたのですが、それはさすがにおいしかったです。
その他
一応熱海城まで行ったんですけど、中に入らなかったり。
秘宝館は閉まっていたり、お宮の松はただの松だったり、熱海釣り施設を眺めたりもしました。
初島はかなり迷ったのですが、多分夏に行った方が良さそうなのでパスしました。
この時期で減便されていたのか、港はめちゃくちゃ混んでましたね。
なお、日帰りで行く場合に、よく場所で迷う熱海駅前温泉浴場は、駅前という割に、駅降りて即正面にあるのではなく、駅から仲見世街にはいかずに、左手から海の方に降りる道の途中の右手にあったりします。
やたら大行列の出来ている熱海プリンは、賞味期限がやたら短いだけあって、独特の食感でおいしかったですね。
熱海プリンは、小さめの牛乳瓶のような容器に入ったプリンなのですが。
凄い柔らかいカスタードプリンみたいな感じです。
もう説明の時点で何それ状態なのですが、作るのに時間をかけているらしく、完全に固まっていないカスタードプリンみたいな感じなのですね。
あれだけはお土産にするのが難しいので、現地で食べてもよいと思います。
なお、温泉は、リゾートマンションについていたので、そこしか入りませんでした。
アルカリ性のしょっぱいお湯でしたね。
まとめ
今回は、観光で歩いたりしてから、居心地の良いマンションで温泉ばっかり入っていたので、体にはかなり良かった気がします。
実質湯治ノリでした。
kuroneko
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