偶然にも前回映画館に行ったのもグレンだったので、連続でガイナックス系のになりますね。(実際には別会社が作ってますが)
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破見てきました。
結論から言うと、結構面白かったです。
もうエヴァと言うコンテンツを生み出してしまった時点で勝ちだったのかもしれませんが、その素材を使いつつ、単体としてみても面白い今風なエンターテイメント映画に相当大胆にリアレンジされているので面白かったとしか言いようがありません。
序よりもさらに良かったと思います。
TV版当時を見てた人は絶対劇場で見ても損しないのではないでしょうか。
もちろんある程度別の物。と言う割り切った見方は必要でしょうが。
(なんとなくストーリ的に、その辺りにも補完がありそうですが)
○オマケ
・TV版のエヴァの印象としては
どうしようもない謎だらけの状況に放り込まれた人達の状況をどちらかと言えば、舞台世界主体の時間軸の推移で描いてるような感想があります。
そもそも世界ありきでどんどんイベントが起きちゃって、それにひたすら流される人々みたいな。
そこに異様な画像クオリティやいろいろなハイセンスを放り込んで出来ちゃった名作みたいな感じで、どちらかと言えば登場人物の感情の発露がストーリーを引っ張って行ってるような印象は受けなかったんですね。
・気のせいか新劇場版は
この辺りがワリと逆転して行ってる印象を受けます。
今回はシンジ君、レイ、ゲンドウ辺りのラインがメインになるのですが、この人達の感情の動きで世界が引っ張られていく感じ。
ゲンドウのシンジ君にかける言葉も、放送当時こそ「なにこのオッサン」扱いだったのですが、今聞いてみるとオッサンはオッサンなりにシンジ君の事を考えていると言う解釈をすることも可能なものに聞こえるんですね。
・多分テーマは
あえて言えば、きっとまた引きこもり勝ちなオタク系の人々に向けた言葉。
世界は素晴らしいから、アニメばっか見てないでもっと外に目を向けろ辺りなんじゃないでしょうか。
主題歌もあれですしね。
・なんか映像のリアリティが凄い
第三新東京市の日常シーンがやたら多く、非常に丁寧に描写されている印象を受けました。
まあ、エヴァということでこの辺はある程度当然としても、カジさんがくれる缶コーヒーがどう見てもUCCだったり、ミサトさんやシンジ君の学校で使われているノートPCがどうみてもレッツノートもどきだったり、ネルフにローソンがあったりと言ったコラボも良い方向に手伝って、物凄いリアルな映像に見えます。
ありえるはずがないのですが、どこか日常の延長線上にあるような光景に錯覚してしまい、正直結構引き込まれてしまいました。
・変わった展開部分は
筋書き的には、ほぼTV版の展開を使い尽くした感があるので、次回からはどんどん別のストーリーになって行くんでしょうね。
トウジの代わりに犠牲になってしまった彼女は不幸としか言いようがありませんが、逆にレイが救われた感じなので個人的には結構アリです。
この辺りがラストへのフラグになってきそうな気がします。
新キャラとかは大活躍だったワリに詳細が全然不明ですので、とりあえず今後に期待でしょうか。
kuroneko
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